恋愛&結婚 仕事はできるのに、恋愛はてんでダメ?キャリア女性が「重い、ウザい」と言われる理由~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は「よかれと思ってやったことが、いつも恋人からキレられてしまう」という、ハイキャリア女性の悩みに応えていきます。

外資系金融機関の管理部門で働く佐藤静香さん(仮名・33歳)は、交際1年、同棲半年になる恋人の雅弘さん(仮名・36歳)から「ウザいんだよ」と言われて、落ち込んでいます。

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多趣味な恋人に、滅私奉公

同棲を開始してから、静香さんは多忙で多趣味な雅弘さんのためを思って、あれこれ考え、手を尽くして準備をしています。

例えば、雅弘さんが友人とキャンプに行くと聞けば、現地の天候や気温を調べ、防寒用のカイロを入れます。ダイビングに行くと聞けば、ゴーグル用の曇り止めを確認し、開封しやすい塩飴をポーチに入れるなど、細部に及んでいるのです。

最初は喜んでいた雅弘さんですが、だんだん鬱陶しく思ってきたようです。雅弘さんが疎ましいと思うほど、真面目な静香さんは準備をがんばります。いつもきっちりかっちり、過不足なく、かゆいところに手が届くようにされているのが、雅弘さんには重苦しいのです。

雅弘さんにとっては、キャンプ、ゴルフ、ダイビングは休日の趣味に過ぎないこと。それも、どちらかとえば一人で楽しむ、一人の世界のことです。そんなにきっちりかっちりせず、もっと気楽に、それこそ何も考えずに出かけて行きたいと思うこともあります。

そんな二人の思いのすれ違いが、少しずつ積み重なったある日のことです。タブレットPCを持っていくべきだと言う静香さんに対して、今回は重いから不要と雅弘さんが反論。取るに足らないようなやりとりでしたが、やがて口論となってしまったのです。

そして、雅弘さんが発した言葉が、静香さんを傷つけ。彼女の自信を喪失させてしまいました。

「静香はいつもあれこれ押し付けてきて、ずっとウザいと思ってた。ホントにウザい。職場の人も、静香の自己満足に付き合わされて、ありがた迷惑だと思っているはずだよ。みんな迷惑しているんだ」

怒りに任せて雅弘さんはそう言い放ったのです。

これまで、「私のやったことで、他の人が喜んでくれている。そんな自分を評価してくれている」そう思っていた静香さんにとっては衝撃でした。

実は、静香さんがこれを言われたのは、初めてではありません。以前に交際していた男性3人からも、全く同じことを言われたことがあったのです。

3人の元カレは社会人としてのスペックがイマイチで、職業観が合わなかったので、静香さんは「仕事がデキない人は、そう考えるんだ」と聞き流しましたが、今回は、仕事人としても尊敬している雅弘さんからも言われたのです。今までの男性から言われるのとでは、重みが異なります。

「職場の人も私のことを、本当はウザいと思っているんじゃないか」その日以来、静香さんはすっかり自信を喪失し、仕事も手につかない状態になるほど落ち込んでしまったのです。

同棲解消を本気で考えるようになった

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