恋愛&結婚 迷える女子の心のスキマを狙う「平気で嘘をつく男」の暴き方~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は「平気で嘘をつく男」の見抜き方について、解説していきます。頑張り屋で真面目な女性ほど、嘘つき男に狙われるというケースが、最近増えています。

モデルとして活躍する生田和美さん(仮名・29歳)は、4か月前からカメラマンの耕司さん(仮名・38歳)と交際しています。仕事にストイックなのに、他人に寛大な耕司さんに、和美さんは心惹かれ、交際半年にも満たないですが結婚も考え始めました。

【その1はこちら

電話から聞こえたのは「あれ?パパ?」と言う、若い女性の声

その日、和美さんは、耕司さんのスタジオで彼の仕事の終わりを待っていました。仕事が終わり次第、いつものように鎌倉までドライブデートをするところだったのです。

耕司さんのスタジオには、小さいながら本格的なキッチンと、ジェットバス付きの仮眠室があります。仮眠室といっても6畳ほどのスペースで、ハイブランドのベッドとソファがあり、おしゃれで快適な空間です。

和美さんがそこに泊ることも増えました。耕司さんは料理の腕前もかなりのもので、パスタやスパイスカレーをふるまってくれたのです。

その日も、前日に耕司さんが作る夕食を食べ、そのまま朝から耕司さんは仕事に入り、和美さんはその間、本を読むことにしました。

読み始めてから1時間程度でしょうか、事務所の電話が鳴りました。スマホではなく、事務所の電話です。仕事についての事かもしれません。和美さんは、受話器を取りました。

「ハイ、〇〇写真事務所です」と和美さんが電話を受けると、幼い女性の声で「あれ? パパ?」と言うのです。そこに、混乱しながら和美さんは「すみません、仕事で一緒の者ですが、代わりに電話を受けてます。彼はいま、スタジオに入っています」と答えます。

すると、女の子は少し大人っぽい声を出し「あ、いつも父がお世話になっています。私から電話があったことを伝えてください」と言い、電話を切ったのです。

和美さんの頭が真っ白になっているときに、耕司さんが戻ってきました。深呼吸をしながら、今の出来事を和美さんが耕司さんに話すと、耕司さんは何事もなかったように答えました。

「電話の相手は離婚した元妻と暮らす10歳の娘だよ」とそして、「妻とは7年前に離婚しているし、今も関係は悪くないんだ」と続けました。

なぜ黙っていたのか。という問いに、これも耕司さん平然と答えました「聞かれなかったからだ」と。そして「心配をかけたのだったらごめんね」というお詫びも添えたのでした。

その日は、予定通り鎌倉までドライブに行くことにしました。クルマを走らせながら、前の結婚と離婚、前妻のことや娘のことを、細かく説明する耕司さんに対して、納得した態度を見せた和美さんでしたが、どうしても釈然としません。

考えてみれば、交際スタートしてから、耕司さんの家に行ったことはありません。会うのはいつもスタジオ内の仮眠室です。

和美さんが「今日はあなたの家に行きたい」と言うと、「僕が寝起きしているのはスタジオだよ。機材で散らかっているし、人が入れる状態ではないよ」と断られます。これまで撮影で出張すると言って、数日連絡が途絶えることも少なくありませんでした。

最初は耕司さんの仕事のことを理解していたので、まったく疑うことはありませんでしたが、この日以来、「耕司さんは本当は結婚しているのではないか」という疑念が拭えなくなったのです。

知人から聞いた、別の女性関係も……

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