恋愛&結婚 仕事を取るか、結婚を選ぶか……酒蔵御曹司と恋をしたキャリア女子が最後に出した決断~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は未だに多い「仕事か・結婚か」と迷う女性の実例を紹介します。女性側がキャリアを諦めるケースが多いのも事実です。あなたが迷った時の参考になれば幸いです。

国家公務員として、ある省庁に勤務をする三屋夕子さん(仮名・32歳)は、2年前に大学生の頃から付き合った恋人の洋司さん(仮名・32歳)と別れてしまったときの傷が、いまだ癒えずに苦しんでいました。洋司さんは地方の造り酒屋を継ぐ運命にあり、結婚は仕事を辞めて彼についていくことを意味します。

キャリアか結婚かを迷い、キャリアをとる決断をしてから、どうなったのでしょうか。

【その1はこちら

相手を試すように質問してしまった

夕子さんは2年前、海外赴任が決まった時に、「3年間は帰国できない」と当時の恋人・洋司さんに電話で伝えました。

電話の向こうで、深いため息が聞こえました。

洋司さんはがっかりした声で「夕子さんの人生だから、夕子さんが決めればいい。僕とのことより、自分のことを大事にすればいい」と言ったのです。

それを聞いた夕子さんは、洋司さんが不誠実な姿勢を見せたと思ったのです。

「私との結婚を辞めるか、私を待つか……どちらかに決めてくれると思っていたのですが、何も言わない。さらには、私のことを自己中であるかのような、ものの言い方にカチンと来ました」

夕子さんは、“結婚か・キャリアか”について、悩み続けており疲れていたこともあったのでしょう、カッと頭に血が上り、「じゃあ私は海外に行く。長い付き合いだったけど、これで私たちは終わってしまうのね。さようなら」と捨てゼリフを吐いて、電話を切ってしまったのです。

「終わってしまった……と思いました。洋司さんは私のことを嫌うし憎むだろう、と思いましたが、私は私の道を行こうと思いました」

しかし、後悔は夕子さんにのしかかります。

「渡航直前まで、洋司さんから連絡がきていましたが、自分のしでかした振る舞いを思い出すと、とても彼と向き合える気がせず、あの日の電話以来、一切言葉を交わしていません」

それから2年、夕子さんの海外赴任は3年を待つことなく、コロナ禍で終了になりました。帰国を一番に知らせたい洋司さんとは、2年前のあの日を最後に連絡を取っていません。

「それでも、この2年。洋司さんのこと思わなかった日のことは一度もありませんでした。そして、あの日の自分の振る舞いへの後悔もいまだひきずっています。どうにかして、洋司さんと復縁できないでしょうか」

そんな悩みを、大粒の涙をこぼしながら私に打ち明けた夕子さん。ひととおりの話を聞いて「復縁もなにも、お二人の関係はまだ終わっていないのでは? まずは洋二さんに電話してみたらどうですか」と言ったのです。

彼はこの2年間、一切の連絡がなかった

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