恋愛&結婚 社長と副社長は夫婦…一方的に解雇されたキャリア女子が下した、不倫相手との決別~その1~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

仕事がデキる献身的な女性が陥ってしまった不倫の泥沼について解説します。

憧れの上司からスタートアップメンバーに誘われた

現在、大手不動産販売会社で働く矢野貴子さん(仮名・37歳)が、この会社に転職してきたのは3か月前のことです。前職を退職した理由は、事実上の解雇でした。今回は貴子さんが前に勤めていたベンチャー企業での顛末から、献身的な女性を狙って“モチ―ベーション詐欺”をする男性について解説していきます。

貴子さんは大学を卒業後、大手商社系の不動産会社に就職。営業部門や企画部門を経験し34歳のときに、上司の聡志さん(仮名39歳)から「不動産で独立するので、一緒に夢を見ようじゃないか」と誘いを受けます。

貴子さんはアメリカ留学の経験があり、もともと独立心が豊富。「このまま会社員でいるよりも、新たな可能性にチャレンジしたい」と思ったそうです。

「私にとって、先輩として尊敬していた聡志さんから誘われた……選ばれたことが、とても嬉しかったです」と当時を振り返ります。

「私の仕事を聡志さんが認めてくれて、起業メンバーとして声をかけてもらえたことは、私にとって大きな喜びでした」

スタートアップメンバーは、社長が聡志さん。副社長で経理担当が聡志さんの妻・美香さん(仮名・39歳)。それ以外に聡志さんが不動産業界でスカウトしてきた3名の男性。そこに貴子さんを加えての6人から、その不動産会社はスタートしたのでした。

聡さん、貴子さん、3人の男性は、不動産業界の経験者で人脈も豊富。とはいえ、その船出は想像以上の困難が伴うものでした。まず、そもそも副社長の美香さんが何かと理由をつけて、開業以来ほとんど出社しません。おかげで経理の仕事がストップし、聡志さんと貴子さんでフォローすることに。

そうこうしているうちに、3人の男性社員のうち、2人が退職。どうやら他社から好条件でスカウトされてしまったようです。

いきなりの人手不足から求人募集の仕事まで増え、かつ、辞めた2人をあてにしていた売上も見込めない中、残った3人は昼夜を問わず、帰宅もせずの働き詰めの状態になってしまったのです。

波乱含みの創業期でしたが、幾多の困難を乗り越えつつ、開業から2年を過ぎると、仕事も軌道に乗り、社員も増えて安定しつつありました。

大きな契約が終わった後に、「1杯飲んでいこう」と誘われ……

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