500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。
今、マッチングアプリで出会い、スピード婚する女性が多く、その一部は後悔を伴うこともあるようです。今回はその一例を紹介します。
10年交際した元カレと別れて、失意のどん底にいた
大手アパレルメーカーの商品管理部門で働く谷口真知子さん(仮名・32歳)は、相談当時、結婚2年目でした。出会いからたった1か月で地方公務員の仁志さん(仮名・34歳)と結婚しました。2人の出会いは、マッチングアプリでした。
真知子さんが、マッチングアプリをはじめたのは、2年と少し前。真知子さんが30歳になる直前の頃です。当時、恋人だった同い年の彰さんと別れて数カ月が経過していても、失意のどん底にいたそうです。
彰さんは大学時代の同級生で、趣味、考え方、育った背景がそっくりで、友人達からは、「あなたたちはシンクロしているよね」と言われ、その交際は10年になっていました。
彰さんと別れたときの真知子さんは「死のうと思っていました」と当時を振り返ります。母親や友人が入れ替わり立ち替わり家にやってきて、真知子さんを支えてくれても、立ち直りに数カ月を要しました。マッチングアプリは、友人に強く勧められて始めたそうです。
初めは抵抗があったマッチングアプリでしたが、実際に使ってみると、意外とマッチングする機会も多く、効率的に出会いの数を増やせることで、真知子さんはだんだんのめりこんでいきました。
男性好みの童顔ゆえに、アプローチが殺到