恋愛&結婚 スピード婚したキャリア女子が、最愛の元カレと再会……選択肢は不倫か? 離婚か?~その1~

元カレに似ている男性にマッチングアプリで出会う

真知子さんは小柄で笑顔がかわいい。マッチングアプリでは、そんな真知子さんには、男性からのアプローチが殺到。数多くのアプローチの中から、真知子さんが気に入った人を選び、会いにいく。そんなことを繰り返していくうちに、失恋の痛手を癒していたのでした。

「失恋した時は、もう女としてダメだと思い詰めていました。様々な男性からアプローチをいただいて、自信の回復につながりました」

そうこうするうちに、夫となる仁志さんと出会います。仁志さんの最初の印象は、とにかく寡黙で真面目な人。普段の真知子さんならプロフィールの段階で、会おうとは思わないタイプです。しかし、ちょうど何人か派手目の遊び人タイプの男性と会うことが続いたこともあり、少し目線を変えようと仁志さんに会うことにしたのです。

最初に会って、食事している最中も、仁志さんはあまりしゃべりません。

「この人は私のことを好きじゃないんだと思ったんですが、なぜか仁志さんといると気持ちが落ち着くことに気が付いたのです」

そしてその理由も、真知子さんはすぐに気づきました。仁志さんが醸し出す雰囲気が、元彼の彰さんに似ているのです。

見た目はまるで違うタイプです。それでも、言葉の選び方、コーヒーカップを持ったときの振る舞い、そして何となくの空気感など、細かいことが彰さんとカブって見えてきます。

仁志さんとはじめて会った日から、真知子さんの心はすっかり穏やかになりました。それまでの真知子さんは、糸が切れた凧のようでした。どこに行くかわからず、ふわふわしていたような感覚から、しっかりとつなぎ留められるような感覚が戻ってきたのです。

その後、数回に渡って仁志さんと会うたびに、真知子さんは仁志さんの魅力を知ることになります。最初は元彼に雰囲気が似ているから、という理由でしたが、会う回数が増えると、あらためて仁志さんの誠実さや優しさに触れ、真知子さんの気持ちは、いよいよ仁志さんに対して本気になっていきました。

しかし、その思いのどこかに、元彼の彰さんの面影を追っていることは、そっと自分の心の奥底に閉まっています。

そして出会いから1ヶ月後、仁志さんから「結婚を前提とした付き合いをしてほしい」と言われ、真知子さんは「それなら結婚しましょう」とあっという間に入籍してしまったのです。

その結婚から2年間、仁志さんの誠実さに変わりはありません。寡黙さも変わりはありませんが、真知子さんに対する深く大きな愛を、真知子さんも感じることのできる幸せな結婚生活でした。

そんな真知子さんの日常に波風が立ち始めたのは、仁志さんとの結婚生活がはじまってから1年半が過ぎた頃のことです。

その日、仕事の営業の合間に、カフェで休憩をしていた真知子さんに、聞き覚えのある懐かしい声が声をかけてきたのです。顔を上げると、そこに立っていたのは、元彼の彰さんでした。

元カレに似ている男性と結婚、いつも元カレのことを思い出していたという。

ずっと会いたかった人が、目の前に立っている……彼女が取った行動は?~その2~に続きます。

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賢人プロフィール

恋愛・キャリアの賢人小川健次

恋愛カウンセラー/営業・マーケティングコンサルタントとして、年間約500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のためのアドバイスが支持される。同時に、中小企業を対象とした営業、マーケティングのコンサルティングを行なう。 株式会社リエゾンジャパン代表取締役、社団法人感覚刺激と脳研究協会理事ほか、多岐にわたる活動をしている。
Blog : https://ogawakenji.com/