恋愛&結婚 スピード婚したキャリア女子が、最愛の元カレと再会……選択肢は不倫か? 離婚か?~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。今、マッチングアプリで出会い、スピード婚する女性が多く、その一例を紹介します。

大手アパレルメーカーの商品管理部門で働く谷口真知子さん(仮名・32歳)は、相談当時、結婚2年目でした。出会いからたった1か月でマッチングアプリで出会った、地方公務員の仁志さん(仮名・34歳)と結婚しました。

【その1はこちら】

ずっと会いたかった人が目の前にいた

カフェにいた真知子さんに声をかけたのは、元カレの彰さんでした。

最後に会って話したのは、あの喧嘩の末に別れを決めた2年半前のあの日以来です。真知子さんが彰さんの部屋に置いていた荷物は全て処分し、真知子さんも同様のことをして、気持ちを決別。

喧嘩の後は、一切会うことも話すこともなく、LINEをブロックして関係を終えてしまったのです。

真知子さんが一人で座っていたことを確認し、同じテーブルに座った彰さんは、別れた後もまったく変わっていませんでした。

真知子さんは、懐かしい声に胸がいっぱいになり、涙が次々とこぼれていきます。

そんな真知子さんを見守るように、彰さんは「たまたま車で通りがかったんだ。ウィンドウ越しに見つけてさ。ごめんね、驚かせて」と嬉しそうに語ります。

そんな、真知子さんはずっと何も言えません。彰さんの顔を見ながら、涙が次々と出てきて、胸の高鳴りだけがどんどん早くなっていくのでした。

「ずっと会いたかった」とようやく言うと、「俺もだよ」と言います。

「俺、ずっと後悔していてさ。別れる時の喧嘩は、今思えば些細な誤解の積み重ねだった。どちらかが寛容になっていれば、どうということのないものだった。そこで俺は、つい意地を張ってしまった。ごめんな。俺が悪かった。それだけずっと言いたかったんだ」と語る彰さん。

そして、真知子さんが結婚したことを、友人を介して聞いたことも話してくれました。やがて、「それじゃ」と言って席を立とうとする彰さんの腕を、真知子さんが掴んだのです。

そのときのことは、真知子さんも頭が真っ白になっていて、よく覚えていないそうです。

「ただ、ずっと会いたかった人、本当に好きな人がそこにいて、ここで別れたら絶対にいけない。そんな思いだけが、私の心を支配していました」

驚いた彰さんは、真知子さんをたしなめるように、今日はお互い突然すぎたので、また今度ゆっくり一緒にお茶でもしよう。と言って、名刺を置いて去っていったのでした。

お互いに惹かれ合っても、関係を進めることができなかった

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