恋愛&結婚 彼にお金を貸す?貸さない? コロナ禍で増える恋人間借金問題の予防策~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、交際している男性にお金を貸してしまうのは、アリかナシかという問題について。恋人にお金を貸し、悲しい思いをしている女性は多く、その“ありがちな結末”と予防策についてお話します。

外資系証券会社で働く里見亜矢子(仮名・36歳)さんは、恋人・博之さん(仮名・24歳)との連絡が最近途絶えていることに悩んでいました。

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今まで出会ったことのないタイプの男性にのめり込む

博之さんは結婚している。そうわかっていても、亜矢子さんは彼にのめり込んでしまいました。飾り気がない人柄、砕けた言葉使い、誰もが感嘆する亜矢子さんのスペックに対しても全く知識がなく、無反応であることが新鮮でした。

博之さんのキャリアは、高校を卒業してから、日雇い仕事や、宅配のアルバイトなどを転々とし、20歳の時に飲食業の世界へ。

21歳の時に交際していた女性が妊娠し、結婚。その後、妻の実家の援助もあって、今のバーをオープン。亜矢子さんの人生とは、まったく接点を持つことがないような世界で生きてきたタイプです。

だからこそ、亜矢子さんにとっては、博之さんとの関わりの全てが新鮮で、刺激的でした。ゾクッとするほど肝が据わっていることもあれば、子供っぽくて、甘えたようなことを言うこともあり、母性本能がくすぐられ、毎日のように亜矢子さんのマンションに博之さんが通うようになりました。

そんな博之さんとの関係に変化があったのは、二人が関係を持ち始めてから3カ月目。いつになく神妙な顔でやってきたのです。

理由を問うも、なかなか博之さんは話そうとしません。しつこく聞いて、博之さんはやっと事情を説明してくれました。

「コロナ対策の行政要請で、店の資金がもうないんだ。取引先や銀行への支払い期日が迫っていて、今は完全に手詰まり。もうヤバイ」

泣きそうな顔でそう言う博之さんに「とにかく今いくら必要なの?」と亜矢子さんは聞きます。それに対して、博之さんは「200万円」と答えました。それなら、私が用意できるから、と亜矢子さんは言い、博之さんの銀行口座を聞いたのです。

最初は驚いて固辞していた博之さんでしたが、「ちゃんと返してくれればいい。それにあの店は、私の安らぎでもあるから」と強く言う亜矢子さんに折れるように、メモ紙に自分の口座番号を書き出しました。

そしてその翌日、亜矢子さんは博之さんの口座にお金を振り込みました。

お金を振り込んだら、その先の関係はどうなるのか……

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