恋愛&結婚 30代女性が、最愛の両親の早すぎる死を乗り越えるまで~その1~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、多くの方が直面する“親の死”問題です。平均寿命が延びているものの、実際には60~70代で突然亡くなる方も多く、喪失感を抱える方も少なくありません。

今回は、親の死を乗り越えることについて、紹介していきます。

仕事を誰よりも応援してくれた両親

フリーのグラフィックデザイナーとして活躍する中本奈美さん(仮名・35歳)さんは、都内の名門美術大学を卒業後、大手広告代理店のデザイン部門に就職したというキャリアの持ち主です。5年前に独立し、自分の事務所を構えました。

独立当時を振り返ると、さまざまな不安がありましたが、3つの要素があり、独立を決めたのでした。まず、在職していた会社の大きな応援があったこと。次に、大きなプロジェクトをいくつも成功させて自信があったこと。最後に両親の大きな応援があったことです。

両親は奈美さんのことを、幼いころから心の底から応援し、愛情たっぷりに育てました。両親が30代後半にやっと授かった待望の一人娘ということもあるのでしょうか、希望の星でした。

3歳の時から絵画スクールに通い、感性を磨くために、幼いころから海外旅行に出かけていたといいます。

両親の仕事は、レストランの経営でした。父親がオーナーシェフ、母親もホールのチーフと経理を担当しており、レストランは連日満員。家族のように親密な従業員たちに囲まれ、経営は順調だったといいます。

父親には料理の腕も商才もあり、奈美さんが私立中学校に上がるころには、レストランの近くの高級住宅街にマンションを購入。投資用の物件も所有し、人生は順風満帆。

奈美さんは、子供のころからずっと家族3人でいました。美男美女の両親の”いいとこどり”をした奈美さんの美貌、そして才能、愛されて育った人ならではの明るく快活で、チャーミングさ……当然、男性からもモテます。大学時代、社会人になってからも恋人がいましたが、常に家族を優先。

「恋人と一緒にいるよりも、両親の話の方が面白くて」と、奈美さんは当時を振り返っていました。

常に家族3人は一緒である、当然のように奈美さんは就職後も実家を離れず、両親とともに実家に住んでいたのです。

人生の転機を誰よりも喜んでくれた父親

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