恋愛&結婚 なぜか相手は独身と偽る既婚者ばかり……キャリア女子の不倫体質は改善できるか~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、不倫体質を改善したいという女性のお話です。

現在、鎌倉の実家で療養し、3か月になる鈴木麻美さん(仮名・34歳)は、かつてファッションブランド店の店長として勤務していました。2度にわたる社内不倫で出世の道は閉ざされ婚活をスタート。3年前から交際していた大手広告代理店に勤務する浩紀さん(仮名・32歳)との結婚を夢見ていましたが、浩紀さんには妻がおり、妻が血相を変えて職場に怒鳴り込んできた。妻の話を総合すると、浩紀さんは麻美さんの他にも女性がいるようです。

【これまでの経緯は前編で】

3年交際した彼の言いわけとは……

喫茶店で倒れてしまった麻美さんは、救急車で近くの病院に運ばれます。異常がないことがわかると、連絡を聞いてすっ飛んできた実家の両親のクルマに乗り、鎌倉の実家に帰ります。この間の記憶が全くないそうで、麻美さんの目が覚めたのは、2日後の朝でした。

会社には両親が連絡をしていましたが、浩紀さんのことは知りません。スマホを見ると、浩紀さんから100回以上の着信が入っていました。

麻美さんは浩紀さんのことが大好きでした。電話をとると、「妻……美由紀が店にのりこんだって聞いた。ほんとにすまない。そして、既婚者であることを黙っていて申し訳なかった」と言ったそうです。

麻美さんも別れるしかないと思っていた。しかし、どうしても納得がいかないことがあります。「私以外にも、彼女がいるよね?」と質問しました。

しばらくの沈黙の後、浩紀さんから聞かされた答えに、麻美さんは頭を撃ち抜かれたような感覚があったそうです。

「美由紀とは離婚して、その彼女と結婚する。慰謝料と養育費を払うことで、さっき決着がついた」と。

つまり、麻美さんが彼氏だと思っていた男は、既婚者だった。しかし、麻美さんを彼女どころか不倫相手とさえ思っておらず、単なる都合のいい女だったということなのです。

浩紀さんの言葉には、麻美さんへの配慮がありませんでした。

黙っている麻美さんが、怒っていないとでも思っているのか、浩紀さんの口調は先ほどより軽やかになり、「美由紀には、俺が結婚していることを麻美は知らないことがわかっている。麻美には慰謝料を請求することはないから。その代わり、彼女と俺は大変だ。美由紀の言いなりに多額の慰謝料を払うんだから。でもまあ、がんばるよ」と言ったのです。麻美さんは無言で電話を切りました。

会社は辞めざるを得なかった

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