恋愛&結婚 帰国子女が肌で感じた、日本の会社のムダな会議と男尊女卑~その1~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、キャリア女性が悩む、会社の男尊女卑問題についてです。

老舗機械メーカーに破格の年棒で引き抜かれた立花恭子さん(仮名・33歳)は、日本社会における無駄の多さと、男尊女卑っぷりに絶望しているといいます。

昇進してわかった日本社会の根深い男尊女卑

恭子さんは、父親が商社マンで、母親がアーティストのサポートをする仕事だったこともあり、世界中を回って育ちました。小学校はニューヨークで、中学校はデュッセルドルフで、高校はフロリダにいたそうです。ところどころ、日本の学校にも通っていましたが、そのときは常に「よそもの」だった記憶があるそうです。

日本の大学に入学したものの、またすぐ留学。卒業後は米国系の流通商社に勤務し、抜群の成績をマーク。すぐにチームリーダーに抜擢されました。

そして去年のコロナ禍中、国内の老舗機械メーカーからヘッドハンティングされます。

外資系企業では新しいことに挑戦できる可能性も多く、仕事は続けたかったのですが、ほぼ同時期に母親に大きな病気が見つかり、看病をする時間を持ちたいと思ったとのと。

「ヘッドハンティングのエージェントの面会は、六本木にある高級ホテルのラウンジで行われました。私を引き抜きたいと言っている会社は、日本的な古い体質の企業。しかし、そんな体質から脱却して米国に現地法人を新設し、市場を開拓したいという強い意欲が感じられました。給与などの待遇面も破格でした」

エージェントの話を聞き終わると、恭子さんの気持ちはすっかり転職へと傾いていたのでした。

その後、日本企業での仕事が始まります。残念ながらお母様は闘病の末、亡くなってしまいました。

母親の看病、父親のケアをしながら、恭子さんはマーケティング担当者として複数のプロジェクトを成功させていきます。

「日本企業でも、私はやっていける」そう確信しつつあった恭子さんに、日本社会の男尊女卑の現実が突きつけられたのは、昇進してからのことでした。

手元の資料を読み合わせるだけの会議は時間のムダ……

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