恋愛&結婚 帰国子女が肌で感じた、日本の会社のムダな会議と男尊女卑~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、日本の会社に根深く残る男尊女卑について。

老舗機械メーカーに破格の年棒で引き抜かれた立花恭子さん(仮名・33歳)は、日本の会社の無駄な会議、そして男尊女卑の現実に気付き始めます。

【これまでの経緯は前編で】

「会議は発言しないものだろう?」と言う恋人

帰国子女で、外資系の会社に勤務していた恭子さんは、誰もが発言せず、発言するとたしなめられる会議に対して疑問を持つようになります。

同じ会社の恋人・義之さんに「今どき、こんな旧態依然とした会議っておかしいと思わない?」と愚痴っぽく話した恭子さんに対して、義之さんは不思議そうに「え?会議って発言しないものでしょ」と答えたのです。

新卒で入社以来、ずっとその会社で働く義之さんにとっては、自分の会社の何が問題なのかがわかっていないようでした。「業績も悪くないし、社員への福利厚生もしっかりしているこの会社の何が問題なのか」と、当然のようにそう語る、義之さんに対して、恭子さんは一抹の不安を覚えるようになったそうです。

無駄な会議も問題ですが、さらにひどいのは、男尊女卑に関してです。

ある日のこと、恭子さんが社内を歩いていると、若い女性社員が中年の男性管理職社員に絡まれている場面に遭遇しました。男性がニヤニヤしながら、女性社員に「女は早く結婚して子供を産め。良かったらオレの子どもでも生むか」という主旨のことを言っているのです。

女性社員は愛想笑いを浮かべて対応していましたが、その目にははっきりとした嫌悪が滲み出ています。

許し難いと思った恭子さんは、即座に間に入って「それは女性蔑視であり、彼女に対する侮辱です」と男性に言います。まさかそんなことを言われると思わなかった男性社員は、最初はたじろいでいましたが「この程度の冗談で大騒ぎするなよ。だから帰国子女は嫌なんだよ。正義ごっこは“アチラ(海外のこと)”でやってくれ」と侮辱するように反論をしてきました。

その言葉にキレた恭子さんが、さらに大きな声で彼に言い返そうとした瞬間、セクシャルハラスメントの被害者だった女性が「私はそこまで考えていません」と男性をかばうような発言をしたのです。

それに対して恭子さんがカーッとした瞬間、「まあまあ」と、聞き覚えのある仲裁の声があり、我に返りました。仲裁してきたのは恋人・義之さんだったのです。

「○○さん(男性)も冗談が過ぎただけだし、彼女だってそんなに嫌がってたわけじゃないのだから、そんなにコトを荒だてなくてもいいじゃないか」

このセクハラの現場において、この男は何を言っているのか。しかも彼女の気持ちを、なぜこの男が推し量ることができるのか。恭子さんは茫然としてしまいました。

しかし、恭子さんはこのまま終わらせるわけにはいきません。セクハラされていた彼女の腕を掴んで、人事部へと乗り込んだのでした。

セクハラの意識なくセクハラをする男性社員、拒否をすると嫌がらせを受ける女性社員

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