恋愛&結婚 「頼られるのが好き」姉御肌女子がハマりがちな“ブラック人生”から脱出する方法~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、頼られるとうれしくて、人に尽くしてしまう姉御肌女子・佐藤友美さん(仮名・33歳)のお話です。友美さんには敏郎さん(37歳)という婚約者がいますが、高校時代の彼・良太さんとSNSで再会。頻繁に連絡を取るようになりました。

【これまでの経緯は前編で】

自分を必要としてくれるから、惹かれる

良太さんに「どうしたの?」と問いかけると、愚痴っぽい言い訳のようなメッセージが届くうちに、友美さんは懐かしい気分になります。

高校生の頃も、友人や先生とトラブルがあると、良太さんはその相談を友美さんにしていたのです。

「この人は相変わらずだな」そう感じながら、自分を必要とされている感じがして、悪い気はしません。むしろ良太さんの力になってあげたくなってしまいます。

「何かできることはない?」と送ると、良太さんは「ごめん、10万円貸して」と言ってきたのです。さすがに驚いた友美さんでしたが、この図々しさも良太さんらしいと思い、承諾したのでした。

数日後、再会した良太さんに、友美さんは10万円を現金で渡します。申し訳なさそうにしつつも、どこか嘘っぽい、昔のままの良太さんの顔を見て、友美さんはその10万円が返ってくることはないと確信しました。それでも、自分を頼ってくれたことが嬉しく、そして懐かしいとも思った友美さんにとっては良かったのです。

しかし意外なことに、わずか数日で10万円に利息がついて返ってきました。良太さんのお金の問題が解決したからだそうです。意外な展開に驚いた友美さんでしたが、何より嬉しかったのが、「友美を裏切りたくないから必死だった」と、良太さんが自分のために頑張ってくれたことでした。

以来、ときどき10万円から20万円程度のお金を、良太さんに求められることがありましたが、その都度、良太さんは必ず期日までに返してくれます。そして、友美さんは良太さんに自分が必要とされていることに、妙な充足感さえ感じるようになっていきました。

そんなある日、普段ならメッセンジャーで連絡をしてくる良太さんが、突然電話をしてきたのです。電話口からは慌てながらも、懇願するような良太さんの声が聞こえます。「すぐに返すから200万円を貸してくれないか」という切羽詰まって畳みかけるような内容でした。

元カレに200万円を貸したのだろうか……次のページに続きます】

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