恋愛&結婚 不倫の「どうしても別れられない」根本的な原因~その1~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、キャリア女性の長引く不倫についてのお話。不倫により結婚ができないだけでなく、能力に見合ったキャリアが積めなかったりする女性は多いです。

仕事で疲れている気持ちに寄り添ってくれる男性

化粧品関連会社に勤務する永原貴子さん(仮名・33歳)は、淳史さん(仮名・40歳)との不倫関係を2年間も続けています。

淳史さんは外資系の保険会社に勤務しています。異なる世界で仕事をしている二人が出会ったのは、共通の知人が主催する交流会でした。運営メンバーの中心にいながら、ひときわ明るく大きな声で笑い、周囲への気配りを欠かさないのが淳史さんだったのです。彼は初めての参加だった貴子さんに対しても気遣ってくれました。

その日のうちに、淳史さんと連絡先を交換。数日後には二人で食事にも行き、その日のうちに男女の関係にもなりました。

当時の貴子さんは、周囲の反対を押し切ってプロジェクトを立ち上げており、孤軍奮闘の毎日で心も疲れきっていた頃です。その疲れを察したように、優しく接してくれる淳史さんに、貴子さんの心が傾いてしまうのも仕方のなかったことなのでしょう。

淳史さんが既婚者であることは、異業種交流会で初めて会ったときから知っていました。それでも「妻とは不仲で、離婚までは時間の問題なんだ」と淳史さんが言っていたことから、それならば、と思って貴子さんはその身を淳史さんに委ねたのでした。

そうして淳史さんとの不倫交際をスタートさせた貴子さんでしたが、その関係に違和感を抱くまでにはさほど時間を要しませんでした。

会うたびに、淳史さんの態度が高圧的になるのです。出会った頃のように、優しく接してくれるような振る舞いが少なくなり、命令口調が多く、貴子さんの部屋にいるときも我が物顔で振る舞います。

それでも、時折見せる淳史さんの明るい笑顔は、貴子さんにとっての心の支えでもありました。やがて、淳史さんの言動が、暴力的にエスカレートしつつあっても、貴子さんは淳史さんとの関係を継続していくことに迷いはありませんでした。

【今後の話をするとはぐらかし、怒鳴り散らし……】

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