恋愛&結婚 キャリア女子に多い「ダメ男育成体質」を改善する方法~その2~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

キャリア女性と話していると「私、相手をダメ男に育ててしまうんです」という悩みをよく聞きます。交際初期はいい人だったのに、気が付けばDV、モラハラ男子になってしまう。その原因と解決策を紹介します。

近藤知子さん(仮名・31歳)は、3年交際していた章一さん(仮名・38歳)と別れ話がこじれています。できる上司だった章一さんが、1年前から働かず、ヒモになってしまっていたのでした。

【これまでの経緯は前編で】

彼は私がいないと、ダメなんだと思う

知子さんは、自分のことを考えると別れなければいけない。そう思う一方で、「やっぱりこの人は私がいないとダメなんだ」という往復状態になっていました。別れたいのと愛情とで日に日に否定していきます。

そんな落ち着かない日が続く知子さんに優しく声をかけてくれたのが、裕太さん(仮名・33歳)でした。裕太さんは知子さんの顧客の一人で、先代から鉄鋼業を引き継いだ2代目の社長です。

新商品の提案をしに裕太さんの会社を訪れた際、知子さんの疲れた表情で何かを察知したのでしょう。「何か大変そうですけど、僕にできることがあれば力になりますよ。いつも知子さんには力を借りているので」そう優しく言われた途端、知子さんの心の緊張の糸がプツリと切れてしまいました。

客先で泣くなど、これまでの知子さんにとってはありえないことでした。それでも自分を抑えられず、裕太さんにこれまでの章一さんとのこと、そして章一さんと別れられずにズルズルいることなどを、すべて裕太さんに打ち明けたのです。

もちろん、それで知子さんの問題が解決するわけではありません。それでも、誰かに話せたことで、知子さんの心は楽になりました。そして、聞いてくれる人がいたことで、安心な気分にもなれました。         

それから、ことあるごとに、裕太さんから心配する連絡が入るようになります。何かあれば、すぐ駆けつけるから。そう言ってくれる裕太さんに、知子さんは心強さを感じながら、そんな彼に惹かれていくのでした。

すると、不思議なことに、これまで章一さんに抱いていた未練がだんだん薄まっていきます。やがて、裕太さんから正式な交際な申込みを受けたときには、何の未練もなく、夜逃げ同然で章一さんとの住まいを後にしたのでした。

裕太さんとの交際は、幸せそのもの。年齢も近く、話題も共通することが多いだけでなく、裕太さんの父である、社長の頃からよく知っている。関係が深まっていくのに、時間はあまり必要としませんでした。

優しい彼が突然豹変してしまうきっかけとは……

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