恋愛&結婚 「専業主婦になって」モラハラ傾向がある婚約者に曖昧な態度を続けた結果【前編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、キャリア女性がモラハラ的思考の男性から好かれやすいこと。そして、なぜそうなってしまうのかを実例とともに、解説していきます。

イケメンすぎる医学生の彼にホレこまれた

大手化粧品会社のマーケティング部門で働く橋本優子さん(仮名・27歳)は、有名私立女子大学在学中から読者モデルとして活躍。ミスコンテストに応募すると上位入賞するほどの美貌の持ち主でした。

現在、結婚を考えている忠雄さん(仮名・29歳)は大学病院に勤務する医師です。2人の出会いは5年前、当時、2人は大学生でした。忠雄さんは一流大学の医学部に通う医学生で、合コンで出会った優子さんに一目ボレし、猛烈アタックを開始。

最初は忠雄さんのアタックを、やんわりと断っていた優子さんでしたが、忠雄さんは身長185㎝とモデルのような長身に、アイドルのような甘めの顔立ちをしています。

「めちゃくちゃモテる忠雄さんが、なぜ私を好きなのだろうかと思っていたんです」と優子さん当時を振り返ります。

優子さんの自宅や大学の前で高級外車で待ち伏せをし、そのたびに花束をくれたそうです。さらに、「あなたに出会った日を祝して」と、毎月プレゼントをくれたとか。

「忠雄さんは“返事は何年後でもいい。僕は優子さんと一緒にいられるだけで幸せなんだ”と繰り返し言いました。私はカッコよくて優しい忠雄さんがそこまでしてくれるなんて……と感動して、交際を前向きに考えるようになったのは、出会ってから半年目の事でした。それまでずっと断っていたんですけれどね」

優子さんが忠雄さんの交際を断っていたのには理由があります。それは、忠雄さんが30歳になったら、結婚することを前提にしたお付き合いをしたいと言っていたからです。

地方の中堅私立病院の院長を父に持つ忠雄さんは、大学生の頃から外国産のスポーツカーを乗り回したり、高級ブランドの洋服を身にまとったりする、典型的なお坊っちゃまです。その上、結婚後は働かなくていいから、専業主婦になって家庭を守って欲しいというのが、忠雄さんの要望でした。

一方、優子さんは東京の下町で生まれ育ちました。父は機械メーカーに勤務するサラリーマン、母は元女優ですが、現在はパートで働くありふれた家庭です。忠雄さんがいくら男性として魅力的だとしても、あまりに自分の世界と違う世界のこととしか思えず、「ましてや結婚なんて」と思っていたのだそう。

交際は順調だったが、結婚の話が出ると黒雲が……

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