恋愛&結婚 「モラハラっぽいけど、いつか変わるかも」と思い結婚&出産したらどうなった?【後編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、モラハラ男と結婚したらどうなるかということについて。キャリア女性がモラハラ男と結婚してしまい、その後の地獄のような結婚生活についての相談が増えています。

現在、IT関連会社に勤務する光岡晴美さん(仮名・34歳)は、2年前、32歳の時に8歳年上の吾郎さんと結婚します。交際期間に「モラハラっぽいかも」と思いながらも、年収や容姿などの条件や丁寧でマメなケアに惹かれて交際半年で入籍。

【これまでの経緯は前編で】

夫が変わると思って子供をつくるもモラハラは悪化

結婚前に退職をして、専業主婦生活に入ります。家事をし、食事を作り、家を守る……毎月の生活費は20万円と多く、時間にもお金にもゆとりがある生活でした。

新婚旅行から帰ってきてから異変はありました。結婚するまでは、あんなに優しかった吾郎さんが、突然、冷酷な態度を取るようになったのです。

話しかけると「くだらないことで俺の時間を奪わないでくれる?」と言うように。

晴美さんの作った食事に文句を言う。言う通りに直すとさらに文句を重ねる。部屋の片づけ具合や、シャツの畳み方の一つに至るまで、とにかく何かを見つけては、春美さんを責め続けるのです。すべて言う通りにしても、別のことで文句を言う。顔色を伺いながらの生活だったそう。

スマホの位置情報を常に入れさせられたり、生活費を事細かにチェックしたり、交際時の「マメさ」は「晴美さんへの事細かな支配」につながっていきます。

晴美さんは、それでも吾郎さんを愛していたので、子供ができれば変わるかも……と思い、期待を込めて、妊活。すぐに男の子を授かるも、吾郎さんの態度は改まるどころか、ますますエスカレートしていきます。

「お前のようなバカのせいで、子供までバカだ」「どうせ財産狙いのくせしやがって」「お前みたいな何もできない女を選んだ俺がバカだった」……吾郎さんの晴美さんへの暴言は、出産後、さらに苛烈さを増していったのです。

「離婚を考えましたが、専業主婦です。今から、乳幼児を一人抱えて、生きていける自信はありません。毎日のように罵声を浴び続け、本当に自分がダメな女なんだと思っていました」

今になって思えば、飲食店の従業員への横柄な対応、母親への命令などモラハラ体質の気付きは会ったのです。

晴美さんは、「たぶん、モラハラっぽいけれど、これだけ愛されていれば大丈夫だろう」と思ったとのこと。それに、専業主婦になれるという好条件に目が眩み、すべてをスルーしてしまい、子どもを産んだ後に気付いても、後の祭りでした。

全てを支配される前にすべきこととは……

1 2