恋愛&結婚 恋愛が続かない30代女性の多くが、20代で不倫を経験。その後遺症を脱する方法【後編】

相手から距離を置こうと言われる

達哉さんから1日に1回程度、LINEが来るようになります。仕事、時事問題、優子さんの気遣う言葉……短い文章に優子さんへの気遣いと愛が溢れていて、優子さんの心の傷も癒えてきます。

熱心に連絡をくれる達哉さんに、優子さんの気持ちは傾いていきました。告白から2週間後、優子さんは達哉さんに、交際の申し出を受け入れると伝えたのでした。

それから4カ月、憔悴した優子さんが私のオフィスに駆け込んできて「このままだと前と同じようになってしまいます」と言ったのです。

優子さんは私が以前指摘した「不倫相手のマメさを求めない」ことを自ら肝に銘じて達哉さんと向き合っていましたが、交際4か月で達哉さんから「少し距離を置きたい」と面と向かって言われたのです。

原因は連絡が絶え気味の達哉さんに、優子さんが長文のLINEで「浮気しているんでしょ。ホントはもう私のこと好きではないことはわかっている」などと送ったこと。これも不倫が長い女性に多い特徴で「男は浮気をする」と決めてかかってしまうのです。なぜなら、自分がその浮気相手だったから……。

「もうダメです。終わりました」と涙ながらに話す優子さんに、私は「まだ終わってはいませんよ」と諭すように言いました。

「男性の多くは、最初に多くの愛情表現をします。しかし、自分の気持ちが届いたとわかると安心してしまい、それ以降は驚くほど連絡をしなくなることもあるのです。一方、女性の多くは、気持ちが高まっていくのに少し時間がかかります。気持ちが完全にその男性に向いた頃に、男性のほうの愛情表現が止まってしまいます。これに不安になった女性がキレて、恋愛関係が終わるのはよくあるパターンなのです。ちなみに不倫する男性は意識的、無意識的に多くの愛情表現を続けるのです」

優子さんは「私が甘かったです。達哉さんは10年間も私のことを好きだったのだから、もっと気にかけてくれるのではないかと思ったのです」と泣いています。

この関係を修復するには、“引く”ことが大切です。達哉さんの申し出を受けつつ、優子さんは達哉さんとの連絡頻度を3日に1回にしてもらいました。そして、達哉さんにも「できる範囲、無理のない範囲でいいから」連絡し合おうと提案することをアドバイスしたのです。

「いままでは、こうなった時点で私は諦めていました」と優子さんは語ります。相手からの「距離を置こう」は、まだ終わりではないのです。

恋愛関係になるとお互いに甘えて相手に多くを求めてしまいがちですが、結婚を前提にした交際は、互の心地良い距離感の探り合い。それが見つかるまでは、多少のすれ違いや軋轢が生まれ、それを乗り越えるからこそ関係は続くのです。

現在、優子さんは達哉さんとの軋轢を乗り越えている最中です。私のアドバイスを実践してから2か月目に、達哉さんの態度も難化。互いの家でのデートをできるまでになったとうれしそうに語っていました。

結婚するまでには二人で乗り越えるべき軋轢も。

賢人のまとめ

1.不倫をする多くの男性はマメであり、それを独身男性に求めてはいけない。 2.恋人からの「距離を置こう」は「別れよう」ではない。 3.お互いの都合を尊重し合い、歩み寄れる余地を見つけよう。

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賢人プロフィール

恋愛・キャリアの賢人小川健次

恋愛カウンセラー/営業・マーケティングコンサルタントとして、年間約500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のためのアドバイスが支持される。同時に、中小企業を対象とした営業、マーケティングのコンサルティングを行なう。 株式会社リエゾンジャパン代表取締役、社団法人感覚刺激と脳研究協会理事ほか、多岐にわたる活動をしている。
Blog : https://ogawakenji.com/