恋愛&結婚 「マシな不倫・悪い不倫」真面目な女性こそハマってしまう不倫の泥沼【後編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は働く女性の不倫問題。コロナ禍でも不倫の恋愛は盛んにおこなわれています。不倫には そのつもりはなかった“マシなもの”と、わかっていてそうなる“悪いもの” があります。この観点から不倫を解説し、悪い不倫から脱する気付きを得ていただければと思います

樋口裕子さん(仮名・30歳)は、現在、地方で契約社員として働いていますが、3年前まで東京の中堅規模の商社で働いていました。優子さんが25歳のときに熱烈に求愛してきた11歳年上の上司・博樹さんとの不倫が会社にバレた後の騒動のその後です。

【これまでの経緯は前編で】

不倫の責任を取って、辞職を求められるのは、立場が弱い方

博樹さんの妻は、裕子さんと博樹さんの勤務先である中堅商社の副社長の親戚。しかもただの親戚ではなく、お互いを気遣う関係です。

副社長は、「博樹君の妻は、慰謝料の請求はしない。しかし、君がこの会社にいるのは許せないと言っている。君は非常に真面目であり、非は博樹君にある。会社を辞めてほしい。もちろん、退職金を出し、さらに上乗せをする。そして以後、会社と博樹さんとの関係を断絶してほしい」

驚くほどの大金を積まれ、裕子さんは即日退職。

「当時の私は事態を飲み込めませんでした。苦労して大学を出て、27歳でクビになった。これは立場が弱いからですよね。そして、博樹さんとはもう会えない。博樹さんが奥さんに離婚を宣言した……はずなのに、 博樹さんは離婚しない!? いったい何なのって思いました」

混乱しても事態は解決しないことがわかり、スッパリ考えるのをやめ、地方都市に引っ越して、親戚の仕事を手伝うことにしたのです。

それから3年が過ぎましたが、実は今も、博樹さんと遠距離恋愛中だといいます。

裕子さんが会社を辞めた翌日、博樹さんは謹慎と降格処分になりました。副社長から「以後、慎むように。裕子君とは一切会うな」と厳命されたのです。

それを理不尽に感じた博樹さんは、すぐに退職。家出をして行方をくらませたのでした。家族から警察に捜索願いが出され、裕子さんには副社長と妻から「失踪してしまった。心当たりはありませんか」と懇願のような問い合わせまできたのです。

博樹さんから裕子さんに連絡があったのは、その1か月後でした。「今は何も言えないが、必ず迎えに行くから待っていて欲しい。俺は裕子のために、すべてを投げ打ってきた。これからはずっと一緒だ」そう言って電話を切られた裕子さんの心には、困惑以上に、嬉しいという感情が芽生えたそうです。

「やはり彼は私のことを大事に思ってくれていた。会社と妻を捨てた。私を遊ばれただけではない。特別な女性なんだ」と思ったそうです。また、妻に対して“勝った”という気持もあったとのこと。

それから、3年間、今に至るまで、月に1~2度くらいは博樹さんが裕子さんのいる街に来て、家に滞在するのです。そこでわかったことは、博樹さんはIT関連会社で働き、シェアハウスに住んでおり、家族や会社には未だ連絡していないことがわかったのです。

彼と結婚できる日はいつなのでしょうか……

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