恋愛&結婚 子連れ離婚して気付いた「人に迷惑をかけたくない」と思いすぎるデメリット【前編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回のテーマは「人に迷惑をかけることを嫌う」についてです。これは様々な不幸の発生源である場合が多いのです。そこから解放されると、人生が好転することが多いというお話をしていきます。

親から「人に迷惑をかけてはいけない」と繰り返し言われて育ってきた

現在、オンライン通販サイトのオーナーである山村千尋さん(仮名・33歳)は、小学生の娘2人がいるシングルマザーです。

離婚をしたのは4年前。原因は、前夫の浮気と度重なる暴力。何度も離婚を考えましたが、ひとりで娘を育てるのは経済的に無理だと思い、ずっと我慢をしていたのです。

「22歳で大学卒業と同時に11歳年上の会社経営をしている夫からプロポーズされ、二つ返事で結婚してしまいました。新居は港区内のタワマン、高級レストランやデパートで買い物し放題という、夢のような生活が約束されていました」

周囲の友人が仕事に奮闘し、パワハラやセクハラに苦しむ人もいる中、「永久就職」を決めた千尋さん。幸せそのものの新婚生活を3年間ほど謳歌し、その後1人目の娘が授かった頃から、夫の様子が変わったとか。

「モノは買ってくれるのですが、渡される生活費は最低限。何を買うにも夫の機嫌を取らねばならない。そのうちに娘まで私のマネして夫に媚びるようになり、これはまずいと思いながらも、生活のためにガマンをしていました」

千尋さんは、親から「人に迷惑をかけてはいけない」と繰り返し言われて育ってきました。幼少の頃から真面目で責任感の強い性格で、困ったときにも誰かに相談をするよりも、自分の責任だから自分で解決しなければいけない。そう問題を自分で抱え込んでしまうところがあったといいます。

「親に心配や迷惑をかけてはいけないと思って、苦しい毎日を相談せずにひとり耐えていました。2人目を妊娠したころには、体重は10キロ以上落ちて、寝ることもできなくて。ボーッとしてると夫に怒鳴られたり叩かれたりしていました。2人目を産んで産院に会いに来た両親が、私の幽霊のような姿に腰を抜かしていました。それで、両親は“このままでは死んでしまう”と、2人目の娘を産んだ直後…というか退院のその日に迎えに来て、実家に連れて帰ってくれたのです。もちろん、私の意思が最優先です。そして、夫と私の間に入って離婚させてくれました。これは本当にありがたかったですね」

世間体を重んじる夫は、離婚を渋った

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