恋愛&結婚 結婚願望ゼロ男子と結婚するまでの、長く激しい道のり【前編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回のテーマは「結婚願望ゼロ男子」と「結婚したい女子」のカップルから感じた学びについて。結婚観の男女の差は、かなりの悲劇を生んでおり、何らかのヒントを得ていただければと思います。

研修会で隣に座っていた人と距離が縮まる

これは1年前に受けた相談を振り返ってまとめた、2020年当時のお話です。

中堅規模の広告代理店で営業を担当するゆり子さん(仮名・29歳)は、交際して3年になる陽介さん(仮名・36歳)との関係が壊れかけていることに不安を覚えていました。

2020年のクリスマスイブの12月24日は、ゆり子さんが30歳になる誕生日でもあります。「30歳までに結婚したい」というのは、ゆり子さんの人生の目標です。

2人の出会いは3年前、ある研修会のことでした。陽介さんは席が隣で、休憩時間中の雑談の中で、二人の出身県が同じだったことから話が弾み、LINEを交換することになったのでした。

外資系の世界的なソフトウェアメーカーの開発部門で働く陽介さんは当時33歳。控えめで真面目なタイプです。これまでは、社交的で明るい体育会系男子とばかり交際していた当時26歳のゆり子さんにとって、この時点では陽介さんを恋愛対象としてはまったく考えていませんでした。

それから数週間後のことです。ゆり子さんが、インターネットでニュースを見ていると、陽介さんが働く会社から新製品が発表されたというニュースが目に留まりました。

そういえば、陽介さんもこの商品に関係した仕事をしているようなことを言っていたことを思いだし、ゆり子さんはニュース記事のURLを貼り付けて、「新製品の発表おめでとうございます」という社交辞令のメッセージを陽介さんに送ったのです。

数分を待たずにきた返信は、丁寧な御礼でした。その後、数度のメッセージの往復をした後、どちらからともなく、「ランチでもしませんか」という話になったのでした。

その時の陽介さんは、初対面のときと同じように、真面目で控えめな印象です。多くを語らず、姿勢を正しながら、ゆり子さんの話に耳を傾けてくれます。

しかし、話題が陽介さんの会社の製品の話になると、途端に熱心な口調でいろいろなことを話してくれます。最初はそのギャップに驚いたゆり子さんでしたが、よほど仕事に情熱を注いでいるのだろうと思うと、むしろそのギャップに、尊敬のこもった好意さえ感じられるようになってしまいます。

ゆり子さんは結婚願望が強い。24歳の頃から婚活を始め、30歳までに結婚することを目標にして、いろいろな男性に会ってきましたが、陽介さんのような男性は初めてでした。

地味な理系男子に心惹かれてしまう

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