恋愛&結婚 結婚願望ゼロ男子と結婚するまでの、長く激しい道のり【後編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回のテーマは「結婚願望ゼロ男子」と「結婚したい女子」のカップルから感じた学びについて。結婚観の男女の差は、かなりの悲劇を生んでおり、何らかのヒントを得ていただければと思います。

これは1年前に受けた相談を振り返ってまとめた、2020年当時のお話です。

当時、中堅規模の広告代理店で営業を担当する、ゆり子さん(仮名・29歳)は、交際して3年になる陽介さん(仮名・36歳)との関係が、最近悪化していることについて悩んでいました。

【これまでの経緯は前編で】

穏やかで幸せな3年間の交際で、彼に結婚願望は芽生えたのか

陽介さんにとって、ゆり子さんは初めて深い仲になった女性でした。とても大切にしてくれたし、仕事観も合い、楽しく穏やかに3年間を過ごしたのです。

ゆり子さんはちょいちょい「私、30歳の誕生日のクリスマスイブに結婚したいんだよね」と伝え、陽介さんは「そう」と優しく答えていたのです。

陽介さんに交際を始めるときに「僕には一切の結婚願望がない」と言っており、それはゆり子さんもわかっています。

とはいえ、ゆり子さんの心の中には、「それでも、交際してくれたのは、どこかで私の結婚したい気持ちも理解してくれているに違いない。だから、陽介さんも本当は結婚について、前向きに考えてくれているだろう」と考えていたのです。

そう考え始めたゆり子さんは、11月も終わりかけのある日、思い切って陽介さんに質問しました。

「以前に言ったと思うけど、私は30歳の誕生日までに、結婚したいんだ。私にとってその相手は陽介さんだと思っていいんだよね?」

すると、その言葉を聞いた陽介さんは、しばし考え込み「僕に結婚願望がないと知って、ゆり子さんは僕と交際したんだよね」と言ったのです。

その日以来、陽介さんからのLINEは減り、ゆり子さんから送ったLINEも既読スルーされるようになります。

ゆり子さんはパニックになり、長文のLINEを書いては消すを繰り返します。

メンタルが不安定になり、友人に相談。そして友人とともに、私のオフィスにやってきたのです。

そして泣きながら「陽介さんが何を考えているのかわかりません。このまま彼と付き合っていいのかが、自分でもわからなくなってきました。どうすればいいのでしょうか」と叫ぶように言ったのです。

私は冷静に、「それは、陽介さんがドン引きする気持ちもわかりますよ」と事実を伝えます。

「二人の交際の経緯を聞くと、陽介さんは何度も結婚願望がないと言っている。しかし、ゆり子さんは“相手が変わるだろう”と解釈して、それを陽介さんに押し付けているにすぎないんですよ」

激怒して感情的にまくしたてた後に残るものとは?

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