恋愛&結婚 「今年の恋愛は今年のうちに片を付ける!」進展しない関係の進め方【後編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回のテーマは今回のテーマは「恋愛が進展しない」という悩みについて。その解決策を紹介します。

大手電機メーカーで総合職として働く澄江さん(仮名・33歳)は、同じ会社に勤務して、いい感じになっている研究職の哲夫さん(仮名・38歳)との関係にモヤモヤしていました。

【これまでの経緯は前編で】

はっきりとした恋愛感情を抱いても、どう行動していいかわからない

食事を終えた2人は、駅まで歩きます。そして、ワインの酔いもあったのか哲夫さんは澄江さんを誘うようにも見えたそうです。

しかし、彼は「今日は突然の申し出にも関わらず、付き合ってくださってありがとうございました。ではまた会社で」と言います。

澄江さんもそれを受けて、御馳走になったことや楽しい時間を過ごせたことの御礼を言ったのです。そして「誘ってくれないんだ…」という未練を抱えながら自宅に帰って行ったのです。

その日以来、澄江さんの哲夫さんへの気持ちは、これまでと明らかに変わっていました。会社に行くと、つい哲夫さんを探してしまう。そして哲夫さんを見つけると、自分から積極的に声をかけにいったのです。

1日中会えなかったときは、残念な気持ちになってしまうのです。

先日の会食の際は、オーナーが会話の主導権を握っていたので、哲夫さんの真面目な人柄や、意外に女性にモテることなど、魅力的な話をたくさん聞きました。それによって、澄江さんは哲夫さんへの好意を確認したのです。

しかし、哲夫さんには、自分のことをあまり話せていません。

「もっと私を知ってほしい。そうしたら認識してもらえるかも」という思いもあり、必死で考えて「哲夫さんにお礼をする」という機会を設けることにしたのです。

あの会食から1か月後、11月上旬に「この前はありがとうございました。私にイタリアのおいしいワインをご馳走させてください」と申し出たのです。

すると「そんな!割り勘でいきましょう」と哲夫さんは快諾。澄江さんが予約したロマンティックなレストランで食事をします。

はじめての二人きりでの食事です。最初はお互いに緊張しつつも、会話はすぐに弾みました。話しながら、哲夫さんのことを知ると同時に、澄江さんも自分のことを話し、それを受け入れてくれる哲夫さんに対して、澄江さんがはっきりとした恋愛感情を抱いたのはこのときでした。

初めてLINEを交換し、その帰りに、それとなく寄り添ってみたけれど、手を握る気配もない。結局「では会社で」と帰られてしまったのです。それから週末にイルミネーションを見に出かけたり、食事に行ったりしたことが4回もあるのに、いつも解散。

澄江さんは「好きになったはいいけれど、自分からアプローチする方法がわからない」と悩みますが、彼は涼しい顔をしています。

彼はいったい何を考えているのだろうか

決定的だったのは、先日クリスマス目前の12月21日の夜に2人でディナーをした夜のこと。哲夫さんは澄江さんに1万円程度のマグカップをプレゼントしてくれました。これは澄江さんが好きだと言ったブランドのものです。澄江さんも哲夫さんにルームフレグランスを贈ります。いつも以上に話が盛り上がったものの、食事が終わるといつものようにさっさと帰ったのです。

そしてその翌日「彼は一体どういうつもりなんでしょうか」と私に連絡をしてきました。澄江さんは仕事を終えて、私のオフィスに来ると、哲夫さんとの出会いから、今に至るまでのことを怒涛のように話します。そして、進展しない二人の関係にイラついたように、私に「好意がないなら、何度も食事に一緒に行くようなことはしてほしくないんです!」と言ったのです。

かなり激怒する彼女に「おそらく、哲夫さんも澄江さんの気持ちがわからなくて戸惑っているのでは?」と言いました。

すると澄江さんはますます怒り「だって、私は何度も食事に行っているのだから、それは哲夫さんも察してくれているはずでしょ」と言います。

そして私は「おそらく、哲夫さんも同じことを思っているはずですよ」と言ったのです。

そして「話を聞く限り、澄江さんも哲夫さんも“正解”を得ることを第一に考えて、今までのキャリアを歩んできたと思います。それに澄江さんも哲夫さんも失敗を恐れています。恋愛には正解はありません。相手から断られることが失敗ではありません。お互いの真面目な性格から、今のような膠着状態になってしまうのではないでしょうか」と続けると、澄江さんは、驚いた顔をして、しばらく黙っていましたが、絞る出すように「確かにそうですね」と言ったのです。

そこで、澄江さんに今後の彼のスケジュールを聞くと「うちの会社は24日に仕事を終え、冬休みに入ります」と言う。そこで私は、「24日の夜の予定を哲夫さんに聞き、何もないようなら“2人で仕事納めをしませんか”と誘ってみてください。その日がダメなら、翌日でもいいです」とアドバイス。そして、告白の言葉「私はあなたが好きです。あなたは私のことをどう思いますか?」の練習をしました。先に自分の気持ちを伝えることが、告白のコツです。

そして、27日月曜日の朝、「小川さん!ありがとうございます!」という澄江さんの喜びの電話がかかってきたのです。

聞けば、24日の夜に澄江さんが告白したところ、「僕もあなたが好きです」と、あっさりと正式に交際スタート。

「どうやら、哲夫さんは私の気持ちがわからず悩んでいたのですが、私から気持ちを言ってくれたので、よかったと言っていました」

このような膠着状態になるケースが増えており、相手の仕事が忙しくない時期に思いを伝えると、結果が早くわかることが多いです。膠着状態はお互いの時間と可能性を削っていくことがあります。最近は、女性からアクションを起こす方が増えているようにも感じます。

自分の恋心をもてあまし、失敗を恐れて何もアクションを起こさない人は男女ともに増えている。

賢人のまとめ

1.相手が察して行動することを求めるよりも、自分から行動した方がロスカットできる。 2.好意があっても、言えない人は男女ともに増えている。 3.気持ちを言葉にした人から、道は開けていく。

賢人プロフィール

恋愛・キャリアの賢人小川健次

恋愛カウンセラー/営業・マーケティングコンサルタントとして、年間約500名の女性をカウンセリング。恋愛とキャリアの両立のためのアドバイスが支持される。同時に、中小企業を対象とした営業、マーケティングのコンサルティングを行なう。 株式会社リエゾンジャパン代表取締役、社団法人感覚刺激と脳研究協会理事ほか、多岐にわたる活動をしている。
Blog : https://ogawakenji.com/