恋愛&結婚 彼は自分より低学歴。関係がうまくいかないのは、学歴コンプレックス?【前編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回のテーマはカップル間の学歴格差問題について。キャリア女性の悩みに多いのが、自分より学歴が低い彼との関係についてです。

最低でも有名私大が「当たり前」という親族

大手IT企業の営業部門で活躍する智子さん(仮名・33歳)は、交際がスタートしてから3ヶ月目の正彦さん(仮名・35歳)から、「少し距離を空けたい」と言われて悩んでいました。

2人の出会いは、業界内の著名人による講演会でした。講演会後の懇親会で、同業他社で働く正彦さんと名刺交換をした二人は、出身県が同じことで意気投合。後日また会う約束をして別れました。

それから数日後、正彦さんから「食事でもいかがですか?」とLINEが来ました。正彦さんが予約していたのは、西新宿のシティホテルにあるレストランでした。

正彦さんは、多くの女性が振り返るほど容姿が整っています。知的な表情、長身で細身、筋肉質な体型に、宅地建物取引士ほか多くの国家資格を取得。さらに、その振る舞いの一つ一つが紳士的で優しい。

おまけに、会話も上手で、智子さんの話を最後まで聞いてくれつつ、興味を探りながら、智子さんの気持ちに寄り添った話題を提供してくれるのです。

智子さんも正彦さんに匹敵するほど容姿が整っています。しかも超高学歴です。両親、きょうだい、いとこ達、親戚も高学歴。唯一、短大卒でありながら、一族のドン的な存在の祖母から「結婚するなら最低でもMARCH(東京の名門私立大学の略称)」と言われて育ちました。

正彦さんはどこからどう見ても、名門大学の卒業生という雰囲気です。智子さんはさすがに「大学はどちらですか?」とは質問しませんでした。

お互いに好感を抱きながら、食事の回数を重ねていきます。すっかり智子さんが正彦さんに夢中になったころに、正彦さんが高卒だと言うことがわかりました。

正彦さんは中学生の頃に両親を事故で亡くし、祖父母に育てられたとのこと。育ててくれた祖父母に楽をさせたくて、大学には行かずに高校卒業後に地元の製造業の会社に就職し、現場の作業員から営業になり頭角を現します。

そして社長のバックアップを受けて、20代前半で上京。社長の幼なじみが経営していたIT企業に営業職として転職。初めての業界で右往左往しながらも実績を積み上げていきます。

そして、現在は高卒で務めた地元の製造会社を始めとする地域の産業とITを結び付けるプロジェクトを複数回しているとのことでした。

学歴など全く気にならないくらい、尊敬の念が強くなる

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