恋愛&結婚 彼は自分より低学歴。関係がうまくいかないのは、学歴コンプレックス?【後編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回のテーマはカップル間の学歴格差問題について。キャリア女性の悩みに多いのが、自分より学歴が低い彼との関係についてです。

大手IT企業の営業部門で活躍する智子さん(仮名・33歳)は、交際がスタートしてから3ヶ月目の正彦さん(仮名・35歳)に学歴の話をしてしまいます。そしてその後、「少し距離を空けたい」と言われて悩んでいました。

【これまでの経緯は前編で】

家柄も学歴もいいのは、私のアイデンティティ

私のオフィスを訪れて、これまでの一連の経緯と現状について話しを終えた智子さんは。「私の何が問題だったのか。彼が高卒だと知らず、“結婚するなら最低でもMARCH”などと失礼なことを言ってしまったことが問題だったのでしょうか?」と聞いてきます。

そして「これからどうすれば正彦さんとやり直せるのでしょうか」と畳みかけるように、切実な表情で、私に聞いてきました。

私が問題視したのは、学歴のこともありますが、正彦さんとの関係より以前に、2度同じことがあったということです。その背景に何があったかを、智子さんに詳しく伺いました。

「学歴、家柄についても話したこともあります。友達に相談すると、私のスペックも男性に比べて高いからそうなるのでは、と言われました。でもそれは私のアイデンティティです。今、女性が高学歴でも高年収でも気にしない男性が増えているとは言いますが、実際に交際が始まると、育ちの違いを感じはじめて距離を空けられてしまうのでしょうか」

事実、これまで智子さんが交際してきた男性は、皆ごく普通の一般家庭で育っていて、中には正彦さんのように、苦労が多かった人もいるようです。

「そういう男性から見ると、うちのような家の出身で、国立の超一流大学を出ていることで、嫉妬やコンプレックスを感じてしまうのではないか。だから正彦さんも私といるのが、ひょっとして辛かったのではないか…」

一般的な男性の立場から考察すると、女性の学歴について嫉妬することは少ないとは感じます。特に正彦さんのような苦労人は実力主義であることが多く、学歴については、別れに関わるほど気にしているとも思えません。

そこで、私は「嫉妬されているとか、コンプレックスを抱かれていると、感じたことがありますか?」と質問。すると、「言われてみると…感じたことはなかったです」と言います。

なぜそう思うかを聞くと、「友人から高学歴な女性はモテないとか、ネット記事で聞いたからです」と言いました。

コミュニケーションの「クセ」が問題だった

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