恋愛&結婚 恋愛不得意なアラサー女性が、マッチングアプリで傷つく前にすべきだったこと【後編】

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回のテーマは、働く女性のマッチングアプリ活用法について。

大手生活資材メーカーで、研究員として働く佳奈さん(仮名・34歳)は、半年前に10年交際した男性と破局しました。その後、婚活のためにマッチングアプリを使っていますが、ひどい目にしか遭っておらず、私のところに相談に来ました。

【これまでの経緯は前編で】

なりすまし既婚者がとても多い

結婚するかもしれないと思いながら、2か月交際した啓介さんが既婚者でした。意気消沈する佳奈さんに、アプリを紹介してくれた同僚は「アプリって、いい人はたいてい“ひとのもの(既婚者)”と言われているけど、独身のいい人だってきっといるよ“と励ましてくれました。

気を取り直してスタートすると、早速、公務員だという和也さん(仮名・28歳)とマッチングしました。4歳年下であることに躊躇した佳奈さんでしたが、年上女性がタイプだと熱心に語る和也さんに、少しずつ心を開くようになりました。

そうして初顔合わせ。和也さんは、繊細そうなイケメンの男性でした。清潔感があり、優しい雰囲気です。一生懸命に自分のことを話して、佳奈さんに気に入られようとしている姿勢に、年上女性としての余裕からか、好感を抱くようになりました。

そして、仕事での悩みや、過去の両親との葛藤など、和也さんのことを聞くほどに、彼の力になれたらいいとさえ思い始めたのです。

それから数回のデートを重ねるうちに、佳奈さんは、和也さんから正式な交際の申込みを受けました。そして、2人は男女の関係に。

その翌日、和也さんと高尾山にデートに行きます。その時、頂上で「決意表明します」と打ち明けた和也さんの言葉が、佳奈さんを深く傷つけることになるのです。

和也さんは「付き合い始めたので、ちゃんと正社員の仕事も決めて…」と言いかけ、「何でもない」と言って誤魔化そうとしたのです。佳奈さんは驚きました。「え?公務員でしょ?これまで職場や仕事に就いてかなり詳しく話していたよね。どういうこと?」と。

混乱しながら問い詰める佳奈さんに、観念したように和也さんは白状しました。

「実は公務員の仕事は2年前にメンタルの疾患が発症して辞めていたんだ。今は実家から通院していて無職。あとまだ正式に離婚はできていなくて、別居中の妻と子供がいる。向こうはもう離婚に納得しているので、これはなんとかする」

佳奈さんは目の前が真っ暗になります。今までの話は、佳奈さんに嫌われたくなくてついていた嘘でした。

佳奈さんにとってショックだったのは、和也さんが無職かどうかより、まったく表情に出さずに完全に佳奈さんを騙し切っていた、和也さんの嘘つきぶりでした。佳奈さんは和也さんに「もう二度と会わない」と伝え、連絡を断ったのです。

恋愛ベタな人は、アプリを使ってはダメなの?

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