相手は探すほど出会えないと心得て
相手に興味を持てば結婚できるわけじゃないけれど、出会っても相手を全く覚えていない人は、婚活をしてたくさん出会うほど縁遠くなるでしょう。
もちろん、次に誰かに会ったら興味を持って質問するようにするようにしてほしいです。しかし、普段からやっていないことをいきなり初対面の人にやっても、なかなか自然にできるわけじゃあありません。
婚活以前に、普段接する同僚などにも興味を持っていますか?何年も一緒に働いているけれどフルネームを知らないとか、休日の過ごし方を知らない、どこに住んでいるか、好きな食べ物も知らないという方も大勢いませんか?まずは初対面の人との距離感以前に、身近な人と一歩距離を縮めてみましょう。
探しすぎるほど、婚活はうまくいきません。
リクルートブライダル総研の「婚活実態調査2019」によると、2018年の婚姻者の32.3%が婚活サービス利用者だそうです。結婚した人が100人いたら、そのうち32人が何かしらの婚活サービスを利用しているのですね。
参考:https://souken.zexy.net/data/konkatsu/konkatsu2019_release.pdf
ところが、この32人のうち結婚相談所や婚活アプリ、婚活パーティーなどの婚活サービスでお相手に出会って結婚した方は、4割の12人ぐらいです。残りの20人は婚活サービスを使ったけれども、同僚や趣味つながりや友達からの紹介などでご縁があった方と結婚しているのです。
婚活だからと特別なことをするわけじゃなく、毎日の人との出会いをもっと大事にしてください。「職場はおじさんしかいないし」と適当な服装で出勤し、お見合いの時だけ若作りぶりっ子服を着る、メイクも20代から止まっている30代女性がおりました。ちゃんとメイクを習い、いつ出会ってもいいように仕事にも清潔感を心掛けた服装で出勤し、同僚男性にも丁寧に人として興味をもって接するようになったそう。
「おじさん」と思っていた同僚達にすれば、自分だって冴えないおばさんなのです。そのおばさんがキレイになっていくと、おじさんたちは褒めてくれたそうです。彼女は、そのおじさんの一人と結婚したそうですよ。
初対面の人と結婚するまでの関係性になることよりも、すでに知っている人とより親しくなるほうがずっと簡単なのです。
出会いは、いつも目の前にあるつもりでいてください。婚活の日、普段の日と分けずに毎日出会うつもりで家を出ましょう。

婚活も普段のコミュニケーションも基本は同じ「相手に興味を持つ」こと。