恋愛&結婚 地方での婚活。結婚相談所に入っても「同県に男性があまりいない」という現実……仲人の「エリアを広げて相手探しを」というアドバイスを信じていい?

結婚したくなって結婚相談所に登録したのに、会える距離に会員がいない!「もっとエリアを広げて探したら」と言われるけれど、そういうものなの?地方在住者はどう婚活を進めればいいのかをお伝えします。

結婚相談所に入ってから知った「同県に男性があまりいない」という現実

こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。

地方在住のアラフォー婚活女性、佐藤さんからご相談がありました。

「結婚相談所に入ったのに同じ県に会員が数人しかいないんです。仲人はエリアを広げてお相手探しをしてみてはというのですが、遠くに住んでいる人と結婚までたどり着くイメージも持てなくて……。どうしたらいいでしょうか?」

こういうご相談は非常に多いのです。数万円という安くないお金を払って「手厚いサポート」をウリにする結婚相談所のサービスに対しての期待値は高いでしょう。

でも、全国規模で展開している大手連盟加盟の結婚相談所でも会員数は5~6万人程度なのです。5~6万人を「多い」と思われるかもしれませんが、ほとんどが都会に集中しています。

テレビCMもしている結婚相談所オーネットの会員は、48,007人(2021年1月1日時点)です。男性の37%、女性の39%が首都圏在住。男性の14%、女性の20%が近畿地方在住で、つまり会員の半分が首都圏、大阪圏在住なのです。
参照: https://onet.co.jp/service/profile/

相談所によって西日本に会員が多い、関東に多いといった違いはあれど、民間の結婚相談所は都会でなければ選べるほど会員がいないものなのです。ちなみに、佐藤さんが入会した結婚相談所が加盟している連盟は、全国で会員が1万人ぐらいのかなり小規模な連盟でした。佐藤さんは政令指定都市在住にもかかわらず、同じ市に住んでいる男性会員は指で数えられるぐらいしか登録がなく、入会前はそんな話は聞かされなかったそうです。

仕事を辞めないと結婚できないエリアの男性と会うことを勧める仲人の弊害

結婚も恋愛観も正解はないのですが、今は結婚をきっかけに退職する女性は多くはありません。女性のライフプランに詳しいキャリア形成やお金の専門家のほとんどが、結婚後も仕事を継続することを推奨しています。

ところが、未だに結婚相談所は、男性は定職についていないと入会できないのに女性は無職でも入会できるという仕組みです。(女性で無職の人が入ってもほとんどお見合いできませんし、実際の無職女性は5%未満ですが……)

昨年はコロナ禍で失業して結婚しようと思った女性が入会するケースもあったそうです。

「いい人がいない」と言えば、割とすぐ「対象エリアを探してお相手探しをしましょう」とアドバイスをして、仕事を辞めないと結婚生活が送りづらいエリアの人を紹介をする担当者もいます。

「仕事ばっかりしているから結婚できないんですよ」と結婚相談所の人から言われたという話もよく聞きます。それは、いつの時代の話なのでしょうか。今は結婚することだけで生活を安定させようとする女性を、好ましく思う男性は多くいません。

もし、結婚で仕事を辞め、男性の居住地エリアに引っ越してから、離婚や夫の収入が減る事態になったとします。転職が比較的容易な医療従事者等の一部の職種を除いて、30代40代の女性が地方で就職活動をしても年収が下がるケースもあるのです。

病気にならない人はいないし、何が起こるのか分からないのだから、夫婦で支え合うためにも結婚しても仕事は続けることを私は勧めます。

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