恋愛&結婚 乳がんを支えてくれた彼を信じたい。たとえ何度裏切られても……【セカンド女子・前編】

20~30代の独身女性の彼氏がいない率が50%を超える今。いつの間にやら少数派になった彼氏持ちの女性の中には、彼氏はいるもののセカンドポジションのまま、いつまでたってもファースト(本命)になれない女性たちがいます。彼女たちが本命になれない原因は何なのでしょうか……。彼女たちの過去の恋愛から、その原因を探っていきます。

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今回お話を伺ったのは、都内にある流通サービスを行う企業で派遣スタッフとして働いている朝日さん(仮名・36歳)。鎖骨まである緩いカールのかかった茶色の髪はツヤツヤで、肌も美しく、程よく鍛えられたスラッとした体型など、自己管理がしっかりとしている印象です。そんな彼女のセカンド気質はどこにあるのか――。生い立ちや、学生時代の恋愛から話を伺っていきます。

「出身は岡山県で、両親と5歳と3歳上に姉のいる5人家族でした。小さい頃はよく家族で出かけることが多かったです。私たちは母のことが大好きで、いつも姉たちと母親を取り合いしていましたね。夕飯の買い物でも娘の誰と行くんだって(苦笑)。私は一番下だったので、特に母親にベッタリでした。

そんな母親が亡くなったのは私が高校生の頃、乳がんでした。本当に悲しかったし、しばらくは受け入れられなかったんですが、転移などで入院期間も長くてある程度は覚悟というものができていたので、なんとか気持ちを持ち直すことができました。私たち娘よりも父の落ち込みがすごくて……。その後は一番上の姉が必死に家族を支えてくれました」

初めて彼氏ができたのはいつですか?

「中学2年のときから高校の期間までずっと、中学の同級生と付き合っていました。彼は小学校から同じ幼馴染みたいな存在で、友人の頃から仲良くしていた人。

別れたのは大学に進学してからです。お互いに兵庫県にある別々の大学に進学したんですが、私は父親のこともあって新幹線で通っていて、彼は一人暮らし。せっかく同じ地域を選んだのに会う時間がなくなって、別に好きな人ができたと言われました。そのときはまだ私は好きだったので、実家に縛られていることはすべて父親のせいだと、家族のことを逆恨みしていましたね。悪いのは浮気した彼なのに」

家族の険悪なムードを感じていたのは2人の姉も同じ。2人の姉は正反対の行動を起こしたと言います。

「真ん中の姉は一度は岡山県内の企業に就職したんですがすぐに辞めて東京に行ってしまい、一番上の姉は結婚で家を出ました。私は大学3年のときに父との2人暮らしになりそうだったんですが、一番上の姉の旦那さんがとてもいい人で父との同居をOKしてくれて、父は姉の家で暮らすことになりました。一番上の姉が父から私を救ってくれたんです。一番上の姉は『好きなことをしなさい』と言ってくれたので、私は就職で東京に行くことを決めて、上京後は真ん中の姉と2人暮らしが始まりました」

自由人な姉との生活と、病気で沈む心を救ってくれた男性

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