恋愛&結婚 乳がんを支えてくれた彼を信じたい。たとえ何度裏切られても……【セカンド女子・後編】

彼氏はいるもののセカンドポジションのまま、いつまでたってもファースト(本命)になれない女性たちに迫る今企画。そのセカンド体質の原因を探ります。前編はコチラ

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今回お話を伺ったのは、都内にある流通サービスを行う企業で派遣スタッフとして働いている朝日さん(仮名・36歳)。ツヤのある髪に美肌、そして程よく鍛えられたスラッとした体型など、しっかりと自己管理されている様子が伺えます。出身は岡山県で、両親と5歳と3歳上に姉のいる5人家族。学生時代に母親を乳がんで亡くし、28歳のときに朝日さんも乳がんを発症します。

「遺伝性のものではありませんでした。私の発症をきっかけに姉たちも検査を受けましたが該当しませんでした。本当に母と同じ病気というのはたまたまだったんですよね。

私のがんは幸いにもステージ2で転移もなし。数日の入院、手術ですみ、私はホルモン由来のもので選択できたので抗がん剤を使用しませんでした。胸以外の見た目の変化はありませんでした。でも、精神的な負担は相当なもので……」

朝日さんは父親にはその事実を伝えずに、姉2人にだけ伝えたと言います。入院では重信さん(仮名・30歳)を姉に紹介する形となり、3人は献身的に支えてくれたとのこと。

「同じく東京で暮らす真ん中の姉には彼を紹介していたんですが、一番上の姉も上京してきてくれたので、病院で彼と顔を合わすことになって。3人は私が暗くならないように常に明るく振る舞ってくれました。手術後に転移がないのがわかり、その後は私の気持ちも持ち直すことができて、傷口は痛かったけれどそこまでヘコむことなく入院生活を過ごせました」

通院などもあり、仕事を辞めてしまったという朝日さん。家で家事をして、たまに友人と会うような生活をしていたそう。

「退院後に放射線治療というものがあり、毎日病院に通わないといけない時期があったこと、そして少しゆっくりしたいという思いもあって、仕事を辞めました。ずっと働いていたこともあって、ある程度の貯金もあったので。彼からは家賃の折半については『仕事を辞めている期間はいらない』と言ってくれて、それに甘えさせてもらいました。

仕事は辞めてからは本当に家でゆっくりしていました。彼が仕事に行くのを見届けて、家事をしてご飯を作って彼の帰りを待つという、ほぼ主婦のような生活でした。家事以外にやっていたのは、同じ若年性でがんになった人との交流です。検索で探したらコミュニティが見つかり、そこで多くの人と知り合い、女子会をする関係になりました」

お金、そして結婚で彼を追い詰めてしまい……

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