恋愛&結婚 「私はカモだった…」婚活アプリで出会った彼が私と付き合った本当の目的【前編】

そこから仕事で体調を崩して辞めることになったり、正社員が見つかるまでの間の生活費のために始めたアルバイトを掛け持ちしたりとバタバタしていて、出会いすら全然なかったそう。

「求人に記載されている給料を鵜呑みにして入った最初の仕事は営業職で、とにかくノルマがきつかったです。投資用の不動産関係の仕事だったんですけど、全然アポ取りさえできずに上司から怒られ続けて、最後のほうは見えない人のように無視をされていました。それで体調を崩してしまって、体重は10キロ以上落ちましたね。会社に行こうとしたら吐き気がしたり、眩暈がしたり…、もう限界でした。

それで仕事を辞めて、飲食店やカウンターレディのバイトを掛け持ちしていました。その間はもう毎日働いているような感じ。仕事を辞めたとなれば実家に強制送還されそうで、親に頼ることもできなかったから東京での暮らしを守るために必死だったんですよ。その間は恋愛をする余裕なんてまったくありませんでした」

その後、資格を取って今の仕事に就きます。少し生活に余裕が出てきたところで合コンを復活させますが、不発ばかり。友人に勧められて婚活アプリを始めたところ、やっと新しい出会いがあったとか。

「婚活アプリで出会ったのは1歳年下のサラリーマンで、多くの人とのやりとりを続ける中で一番やりとりが楽しかった人です。1か月ほどのやりとりの中で電話をしたこともあったので、初めて会ったのに前からの知り合いのような雰囲気で遊ぶことができました。

その彼と2回目に会ったときに好きと言われて付き合うことに。“好き”って初めて異性から言われて、そのときにギュッと心を掴まれてしまって。なのに、実は相手からしたら、私はただのカモだった…」

辞書の意味の1つには「利用しやすい相手」とある。

沙織さんが自分のことをカモという理由とは。後編に続きます。

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