恋愛&結婚 女の影より夜ご飯の準備の方がダルい…同棲の家賃負担差でできた格差【前編】

いつまでたっても彼女(本命)になれない女性たちがいます。彼女たちが本命になれない原因は何なのでしょうか…。彼女たちの過去の恋愛から、その原因を探っていきます。

☆☆☆

「お金で私たちに上下関係ができてしまいました。相手は『俺が面倒見てやっている』、私はその代わりに、家事のほとんどをやることになりました」

と語るのは、都内にある不動産関係の企業で派遣スタッフとして働いている祥子さん(仮名・29歳)。鎖骨まであるロングヘアに、色白の肌とやや下がった切れ長の瞳から、女優の黒木華さんのような和風美人な雰囲気があります。小さい頃から人の顔色を見て、とにかく空気を読む子だったと自身のことを振り返ります。

「出身は埼玉県で、両親と5歳上に姉、2歳下に妹のいる5人家族です。小さい頃は何でも率先して母親の役に立つ姉と甘え上手な妹の間で、母親に負担をかけないようにおとなしくしていることが私の役目でした。家族でよく外食していたんですが、いつも行くのは姉か妹が希望したレストランばかり。私の意見は通らなかったというか、最初にどちらかが主張するのでそれに対する両親の反応を見て答えていたから。どうせ意見が通らないと思っていたとも思っていたし、それが自分のポジションだと思っていました。別に辛いことはなかったし、姉も妹のことも大好きだったんですけどね」

初めて彼氏ができたのはいつですか?

「高校生のときに、友人に連れて行ってもらった合コンで知り合った大学生と付き合いました。彼とは誘われて何度か遊びに行き、そこからと付き合おうと相手から言ってくれて。付き合い初めはそこまで好きじゃなくて、最初に手をつないだときの汗でベトベトになる気持ち悪さとか、体を近づけられたときの汗と脂のニオイというのが記憶に残っています(苦笑)。男友だちもいなくて、姉妹ということもあり、男の人って臭いんだなって思いました。父の加齢臭より生っぽい感じがしたから」

好きでもなく、気持ち悪いと思うこともあったその彼とは半年ほど続いたとか。終わりは相手から「察しろ」と言われたそう。

「気持ち悪いと思っていたのは最初だけですよ(苦笑)。ドキドキもしなかった分、一緒にいることには慣れていきました。空気を読めるのでうまく相手の要望にも対応できたし。

でも、従順過ぎたことが良くなかったようで、最後には『察しろ』と言われてしまいました。終わりのほうには遊ぶ約束のドタキャンや連絡が取れないことがあったのに、忙しいという彼の言葉を鵜呑みにしておとなしく待っていたから、それが別れたがっている意思表示だと受け取れなくて。相手は『急に言ったら傷つくと思って』と言っていましたが、その気遣いはいりませんよね。その女々しさから何の未練も残さずにスパッと別れることができました」

初めてできた男友だちに女と意識される

1 2