恋愛&結婚 家は私がローンで購入。結婚を望まない完全自立の女性がパートナーに選んだ男性【後編】

今回お話を伺ったのは、都内にある輸入インテリア商品を扱う企業で貿易事務の仕事をしている小春さん(仮名・36歳)。一人親を置いて結婚で地方に行けないという理由で学生時代から付き合っていた男性からプロポーズを受けるも破局。その後母親とともに移り住んだ新しい実家をローンで購入したこともあり、結婚願望は完全になくなったと言います。

「結婚というよりも子どもが欲しいから結婚したいという、結婚は後付けだったんです。でも、この人との子どもが欲しいと思えるような人は学生時代から付き合った人以外に現れなかった。

家を購入したのは、妹が結婚で家を出て、祖母が亡くなったことで元気をなくしていた母親を少しでも元気づけたかったから。マンションを購入したことで結婚したい気持ちは消滅しましたね。母親を一人にさせたくないという思いよりも、私が母親と離れたくない思いが強かったです」

これまでの話は前編で。

☆☆☆

結婚しないと決めてからも合コンなどには積極的に参加していたという小春さん。たまたま参加した合コンで大学の同級生だった隆一さん(仮名)と再会します。

「大学時代にはお互いにずっと彼氏彼女がいて、ちょっといい感じだったときはあるものの友人以上の関係にはならなかった人。再会したときから意識していたと思います。合コン以降は学生時代のように連絡を取り合い、遊びに行くようになりました。そこでお互いに30歳を超えていたこともあって結婚についての話になったときに、私は願望がないことをはっきりと伝えたのに、彼は結婚について濁したんです。何か秘密があると思いました」

その秘密について話してくれたのは2か月後。秘密を共有したことで2人の中は一気に縮まり、条件付きの恋人関係に発展します。

「彼は既婚者の女性と不倫関係にありました。相手は会社の先輩で最初から既婚者だということは知っていたと。私がその人と結婚したいのか聞くと、彼は“最低だけど”と前置きをしながら『奪いたいとかのリスクを冒すほど、自分も相手も好きじゃない』と。恋愛に慣れている人たちの不倫ってこんなものなのかなって思いましたね。

秘密を共有したことで彼は自分の話をよくしてくれるようになり、体の関係を持ったことで私から提案したんです。『不倫にのめり込まないためにも、不倫公認で付き合ってみませんか?』って」

笑顔で見送るも、本音は「自分を優先してほしい」

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