恋愛&結婚 【セカンド女子】プライベートな時間はすべて両親の世話……。結婚を拒否された彼と離れないために選んだセカンドという道~その2~

彼氏はいるもののセカンドポジションのまま、いつまでたってもファースト(本命)になれない女性たちに迫る今企画。そのセカンド体質の原因を探ります。

今回お話を伺ったのは、都内の通信会社で経理の仕事をしている江口貴子さん(仮名・37歳)。鎖骨まであるきれいに整えられた茶色のストレートヘアに、ひざ丈のワンピースを着こなし、派手すぎない化粧やネイルなど、上品な雰囲気を感じる女性です。出身は東京の郊外で、両親との3人家族。両親ともに40歳前と遅くにできた子どもだったこともあり、溺愛されて育ちます。高校3年の卒業間際に、3年間片思いしていた同い年の男性より告白されて付き合うことに。その後も付き合いは続いたものの、短大卒業後に就職した先で気になる男性ができてしまい、学生時代から続いた男性とは破局。その後、片思いの彼に告白して、付き合うことになりますが……。

「新しい彼との付き合いは、すべてが新鮮でした。社会人の彼はご飯を食べに行く場所も値段を見て決めることもなく、すべて奢ってもらっていました。それに彼は1人暮らしだったので、1人暮らしの男性の家に行ってご飯を作ったり、お泊りをしたりと、実家で学生だった元彼と比べて新しいことばかりで楽しかったんです。急に大人になった気分でした。

そんな時に、私があまりにも外泊が増えたことで両親が心配して、彼に会いたいと言ってきたことがあったんです。それを彼に伝えても、嫌な顔なんてまったくせずに了解してくれて、4人で食事する機会を作ってくれました。その時は付き合って半年ほどでしたが、誠実な彼の姿を見て、私はきっと彼と結婚するんだろうと確信しましたね」

彼との付き合いが2年ほど続いた時に、事故で貴子さんの父親が入院することになったそうです。

「父親が交通事故で、骨盤あたりを複雑骨折しました。入院期間は半年ほど続き、その後もリハビリなどで通わなければならなくなりました。前のように歩けなくなる可能性が高いと医者に言われてしまい、そのことで母親が取り乱して、一時精神状態が不安定になりました。

両親とも60歳を超えていたので、とにかく私がしっかりしないといけません。仕事以外の時間は父の病院や、母のケアに努めました。その間彼との時間はまったく取れなくなりましたが、彼はそのことに文句など一切言わずに私を支えてくれました。父親は入院中より退院した後のほうが、お世話が大変になって、私は週5勤務がきつくなってきたんです。会社は社員から契約社員にして、週3の時短勤務を提案してくれたので、それに従いました。収入は減ってしまいましたが、実家は持ち家で、そこまで高額なローンなどもなかったのが唯一の救いでした。その後は仕事以外の時間は、常に家族と時間を過ごすようになっていました。彼は私の実家に遊びに来てくれる機会も増えて、このまま彼と家族になれる気がしていました」

家族になれると思っていたのに……彼から出た言葉は……!?

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