正社員とフリーランス(自営業)、同額報酬なら社会保険でお得になるのはどっち?

正社員とフリーランス(自営業)、同額報酬なら社会保険でお得になるのはどっち?

お金に苦労せず、幸せに生きていくことを目指すこの連載。今回は今西えみ子さん(仮名・35歳 ・IT関連会社勤務)の相談をもとに、森井じゅんさんがお答えします。

「35歳、IT関連の仕事をしています。今、働き方について迷っています。というのは、転職というか、今の会社を辞めようと考えているからです。私の業種としてはシステム構築で、求人募集には、業務委託のスタイルと正社員雇用とがありました。で、社会保険の面で相談です。業務委託になると国保です。正社員だと社保・厚生年金です。どちらにメリットがあるでしょうか。前の会社がブラックだったので、フリーランスで自由にやったほうがいいかなと思う面もあります。また、正社員の給与は40万円、業務委託でも月額40万円で収入は同額です。フリーランスになった場合、スマホ代や打ち合わせとしての食費、事務所経費として一人暮らしの家賃の一部も事務所費として計上すると、30万円近くになるはずだから、税金も安くなってお得ではという気もします。

一方で、やはり正社員のほうが社会保険の面でメリットが大きいなら、年齢制限がかかる前に正社員になれる会社に入っておいたほうがいいのかなとも思い……。国民健康保険は高いと聞きますし、不安です。アドバイスいただけると嬉しいです」

☆☆☆

仕事に必要な備品等を従業員が負担する場合、開示が必要なことも

質問者の方は、「35歳なので今を逃したら正社員にはなれないかも」という気持ちがある一方で、フリーランスへのあこがれももっています。そのため、どちらを選ぶかを、お金で得をする方で決めようと考えたそうです。ご自身がフリーランスになった場合、「正社員の給与は40万円、業務委託でも月額40万円で同額。フリーランスになった場合、スマホ代や打ち合わせとしての食費、事務所経費として一人暮らしの家賃の一部も事務所費として計上すると、30万円近くになるはずだから、税金も安くなってお得では」と考えたようですね。

しかし、お給料が月40万円で、その仕事にかかる経費だけで30万円というのは本当でしょうか。お給料が40万円ということは、社会保険料が健康保険料と厚生年金保険料合わせて6万円弱、そのほか、所得税や住民税約3万円の合計9万円ほどが天引きされているかと思います。つまり、手取りで31万円程度になるでしょう。そのうち、例え家賃の一部等も経費に含めたとしても仕事にかかる経費が30万円かかっていて、生活は成り立っているのでしょうか。

もし、会社が負担すべき費用を相談者さんが負担しているのであれば、会社と交渉するなり、転職するなり、個人事業主になるなり何らかのアクションを起こす必要があるかもしれません。30万円の内訳が気になるところですが、一般的に会社が負担すべき備品の購入等を相談者さんが負担しているという事でしょうか?以前もお話したかと思いますが、仕事に必要な備品を従業員が負担してはいけないという法律も、負担させてはいけないという法律もありません。ただし、備品等について一般的な常識を超える範囲で従業員負担とする場合、その範囲を雇用契約や就業規則に記載する必要があります。 

もし、その内容を超えて相談者さんが負担しているようであれば、もしくは、負担させられているのであれば、好ましい状況ではありません。いずれにしても、手取り31万円のほとんどが経費に消えてしまうようでは、相談者さんの「貯金もできるし税金も安くなるのではと思うし、魅力なのでは」というお考えが現実的とは感じられません。

もしかしたら、自分自身にはお金を使っていない気がするのに、なんとなくお金が残らない。すべて仕事関係の出費な気がする、という感覚でお話していらっしゃるのかもしれませんね。いずれにしても、本当にそれくらいのお金が仕事に必要な費用としてかかっているのかもう一度確認してみて下さい。

1 2 3
恋愛運 貧困女子 金運 アラフォー アラサー 恋愛講座 美人探偵 不倫 iPhone 結婚 婚活 占い 運勢 浮気事件簿 セカンド 時短 恋愛 派遣 アプリ 派遣女子
賢人人気ランキング
人気記事ランキング
Specialコンテンツ
Information
シャアしてね!