自殺者が1年のうちで一番多い3月、同僚の異変に気づくためには?

自殺者が1年のうちで一番多い3月、同僚の異変に気づくためには?

こんにちは、公認心理師、精神保健福祉士の水口明子です。新型コロナウイルスの影響でいつもと違う3月になってしまっていますが……、3月は自殺者が一番多い月というのをご存じでしょうか。厚生労働省では3月を「自殺対策強化月間」と定めています。今回は、メンタルで最も重いテーマ「自殺」についてお話させていただきます。

3月はさまざまな因子がある

3月は寒暖差からくる体の負担(冷え)、会社での人事異動や転勤などでの人の入れ替わりという環境の変化、そして花粉など、さまざまな事柄が重なる時期でもあります。また、季節の変わり目というのも、少なからず体への負担をもたらすものとなります。昔は8~9月にも季節の変わり目からメンタルの不調を訴える方が多かったのですが、今は温暖化で夏が長いこともあり、3月が顕著になりました。

寒暖差からくる体の冷えは、連載の3回4回でお伝えしたように、自律神経への負担もあり、体が疲弊していることからくる「冬季うつ」が関連しています。特に女性は特に3月になると、春だからとダウンジャケットやブーツを脱いで薄着になってしまうことも、冷えに大きく影響しています。

さらに温暖化の影響で、花粉の時期も年々長くなり、より体に負担がかかっていることも考えられます。花粉からくる痒み、息苦しさというストレス、また、しっかりとした睡眠をとれないということも、普段と違う生活ペースを生み出してしまっているのです。花粉の時期が1~2週間であれば我慢できるかもしれませんが、それが2か月以上続くとなると、体と心への負担は相当なものでしょう。

完全に追いつめられる前に気づくことが大切

しかし、環境の変化や冷えや花粉が体の負担になっていても、自殺など思い浮かばない人がほとんどでしょう。自殺をしたいと思うような心理状態になる人は、さまざまな負担がある前から、うつ状態に陥っています。精神状態が不安定な状態の時に環境の変化や負荷などがあり、すべてから逃れたいという思いから、死を選択してしまうのです。

自殺者からは、何かしらのサインが出ていることが多いです。

私がこの仕事に就く前に関わった方の中に、自殺することを選択してしまった方がいました。私のその方と何かを親密に相談するような間柄ではなかったので、そこまで追いつめられていたことを知りませんでした。しかし、今振り返ってみると、連絡が取れなくなる前の最後に会った日は、いつもよりも肌荒れがあったのです。

しかし、その方は女性だったこともあり、肌荒れを指摘することはできませんでした。デリケートな部分であり、気づいていないように努めることが良い選択だと思っていました。

今思い返すと、体に異変が出るほどのストレスを感じているという合図だったのかもしれません。今でも、なぜ話を聞いてあげられなかったのだろうと後悔しています。しかし、普段と違うことがあるだけでは、今カウンセラーという仕事を始めた後でも、クライアントでない限りは希死念慮(死にたいと思い、自殺することについて思い巡らすこと)には気づいてあげるのは難しいことかもしれません。また、そこまで思い詰めてしまった方は、人との関りを極端に避けてしまっている場合がほとんどで、気づかせないように当人がしていることも多いのです。

だから、完全に追いつめられる前に気づいてあげる必要があるのです。

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