後輩に服とバッグを貸したところ・・・

会社の後輩に貸したドレスとバッグがシミになって返ってきました。新品かその費用10万円を弁償させるにはどうしたらいいですか?(M.Kさん 32歳・メーカー勤務)

2回着ただけのドレスです。「どうしても貸してほしい」と言われて、しぶしぶ貸してしまいました。赤ワインをこぼしてしまったようで、どうしても許せないのです。ドレス代とバッグ代、合わせて10万円を弁償させたいのですが……。

A請求できるのはクリーニングとしみ抜き代のみです。

バッグ、靴、アクセサリー、洋服……これらの貸し借りトラブルは、被害を受けた人が泣き寝入りしやすいものとも言えます。

クルマや機械などは所有者に管理責任があり、事故責任や保険など貸した側に大変なリスクが付いてくるので「個人間では貸さない」ことが周知されています。しかし、アクセサリーやバッグなどの貸し借りは女性同士でけっこうされているようですね。

 

さて、この場合ですが法的に請求できるのは、クリーニング代(しみ抜き代)のみです。あなたにとっては、2回着ただけのお気に入りのドレスでも、残念ながら客観的には一度着用した中古品です。自分では価値が高いと思っても、実際の価値が認められなければ新品同様の価値が弁償されるものではないのです。

損害賠償は,損害を受けたことを金額で賠償するものであって、受けた損害がその基準です。中古品を貸して汚されたので、新品を返してもらうとなると、弁償は、汚されていないもとの状態の中古品の価値を上回るということになってしまいます。

 

相談を伺っていると、弁償というよりも、大切なドレスをぞんざいに扱われたことに対する、「なんだかな~」というあなたの感情を拝察します。後輩の女性は、もしかしてクリーニングに出さずに返してきたのでしょうか。すぐにしみ抜きすればよかったのに日をおいてしまい、復元の機会を逸してしまったとか……。

 

今後の対応策としては、後輩に「ドレスのシミは、しみ抜きに出すから、費用を払ってね」と伝え、その領収書を渡して請求を。あなたが毅然と対応すれば支払うはずです。

これからもあることですが、安易にモノの貸し借りをすると、トラブルや心のダメージの原因になる可能性があります。今後の人間関係の学習費用だと思って、今回はこの対策をとってみてはいかがでしょうか。

賢人のまとめ

個人間でのモノやお金の貸し借りをすることは貸し手にリスクがあり、トラブルに発展する場合が多数。貸し借りするときは、現状の写真を撮影したり、証書を作っておくなどし、返却期日、破損があった場合の補償などの約束を。(個人的には、今回のようなことがおきると仲違いのきっかけになるので、貸し借りは避けたほうがいいと思いますよ)

賢人プロフィール

法律の賢人柳原桑子

第二東京弁護士会所属 柳原法律事務所代表。弁護士。

東京都生まれ、明治大学法学部卒業。「思い切って相談してよかった」とトラブルに悩む人の多くから信頼を得ている。離婚問題、相続問題などを手がける。『スッキリ解決 後悔しない 離婚手続がよくわかる本』(池田書店)など著書多数。

柳原法律事務所http://www.yanagihara-law.com/

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