ハイスぺ婚のために努力してきたけれど…焦って結婚を決めるといい結果にならない話~その1~

ハイスぺ婚のために努力してきたけれど…焦って結婚を決めるといい結果にならない話~その1~

500人以上の女性の仕事と恋を幸せに導いてきたキャリアコンサルタント・小川健次が、堅実女子の皆さんの人生を上方修正する、ちょっとしたコツをお教えする連載です。

今回は、「キャリア女性の上昇志向で結婚を焦って決めると、いい結果にならないこと」についてのお話です。

年一の娯楽がファミレスという清貧な家庭

谷口恵里香さん(仮名・37歳)は、かつて大手化粧品会社の商品戦略室で働く、バリバリのキャリア女子でした。

東海地方出身の恵里香さんが育った家庭は、父親は地方公務員で、母は時折パートで働く専業主婦。両親は仲良く穏やかで、親からぶたれたこともなく平和な子供時代を過ごしました。いつか自分も母のように、専業主婦になって平和な家庭を築きたいというのが恵里香さんの夢でした。

しかし、家庭が平和といっても、両親の給与で養われているのは恵里香さんと姉と弟の3人兄妹。住まいは手狭な公務員宿舎です。幸せとは言え、あまり裕福とはいえない生活環境でした。周囲の友達が行っている家族旅行は夢のまた夢、家族の娯楽は半年に1回のファミレスでの食事だったそう。

「焼肉食べ放題のお店ですよ(笑)。でも、高校生になって周囲の状況がわかるようになってくると、父のような甲斐性のない男とは結婚したくない、自分はもっと豊かな生活がしたいと思うようになったんです」と恵里香さんは語ります。

奨学金で通った大学を卒業する頃には、すでに結婚を意識していたという恵里香さん。自分が専業主婦として豊かな生活をするために必要なことは、父のような地方公務員ではなく、高年収の男性と結婚すること。そう信じて疑いませんでした。

結婚のために、料理や着付けを習う

ハイスペック婚のための人脈をつくるためにも、就職はマスコミ志望。タレントやスポーツ選手、実業家との結婚を狙っていましたが、うまくいきませんでした。結局、大手の化粧品会社に採用が決まりました。そしていくつかの部署を経験した後、念願叶って商品戦略室に異動。仕事がしたいわけではなく、この部署にいればクリエイターや広告代理店の社員など、ハイスペック男子との接触が狙えるからなのです。

それと並行して婚活も熱心にしていました。ハイスペック男子を探して、ワイン会や勉強会など場面に積極的に顔を出します。また、選ばれるためにモデル並みのスタイルと美貌を維持し、日替わりでお稽古事にも通っていました。料理、着付け、英会話、マナー、お茶、自己啓発……一点のスキもなく婚活に邁進したのです。

その甲斐あって、実際に何人かの高スペック男子とも交際をしました。しかし、結婚という話にまでは発展しません。その理由は、恵里香さん自身もよくわかっていました。彼らはスペックが高くとも人として面白味に欠けて、恵里香さん自身が相手を好きになれなかったのです。

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