今回のビジネス女子マナーは、薬品関連会社勤務の宇田川洋子さん(仮名・27歳)からの相談です。
「同僚から誘われた飲み会を断ったことをすっかり忘れて、同じ日にあった別の飲み会の写真をSNSにアップ。私が断った同僚から、いいね!がついてしまいました。翌日、同僚には、急に予定が空いてしまって……と弁解したのですが、それもよくなかったようで……。なんだかとっても気まずくなってしまいました。こんなことが起こらないようにする方法はありませんか?」
SNSに楽しかった思い出などを投稿することは悪いことではありませんが、誰もが本人と同じ気持ちで見ていないということは、自分の経験からも重々承知。でも、失敗しちゃうんですよね。せめて、人間関係を壊さない使い方をしたいもの。どうしたらいいでしょうか。
さっそく鈴木真理子先生に教えていただきましょう。
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断った予定も手帳にメモ
行きたくないお誘いを断って、別のイベントに参加したら、断ったほうの相手にバレてしまった。
これは、人づてにも起こることで、SNSがブームになる前からオフィスで起こる「ありがちなミス」のひとつといえます。
ベストな回避法は、「断った予定も手帳に書く」ということ。
普通の人は決定した予定を手帳に書きますが、それだけではダメ。これからは、断った予定も手帳に書いておきましょう。
「欠〇〇〇さんの飲み会」のように。
そうすれば、手帳を見返すときに思い出し、当日の言動にも気をつけるようになります。
ほかの飲み会に参加するにしても、自分がSNSに投稿しないよう気をつけたり、同席者の人に、「私が写った画像を投稿するのはやめてほしい」「自分をタグ付けしないでくれ」と頼んだりできます。
自分が気を付けていても、「〇〇ちゃんと一緒にいましたー!」なんて勝手に投稿されたら元も子もありませんからね。