【その薬、本当に必要?】保険適用「ヒルドイド」のアンチエイジング評価は本当?

【その薬、本当に必要?】保険適用「ヒルドイド」のアンチエイジング評価は本当?

シミ、ソバカスは本当に消えるのか?

私が薬局にいた頃も、「ヒルドイド」は肌荒れや火傷などの外傷の跡を目立たなくする薬としてよく処方されていました。当時は美容クリームとして処方をもらってくる人はいなかった……と思います。

それが今、ネット上で“アンチエイジングクリーム”とまで言われているのですから驚きます。しかし、本当にそれほど美容にいいものなのでしょうか? 

私自身、美容クリームとして使ったことはありませんが、保湿剤ですから保湿力が高いのはたしかでしょう。肌荒れ改善にもなるでしょう。また傷口の修復する効果と同様、シミ、ソバカスを目立たなくする効果もあるかもしれません。

とはいえ、「ヒルドイド」はお薬です。副作用がまったくないわけではありませんし、用法を間違えば、お肌を傷つけてしまう危険もないわけではありません。

「ヒルドイド」は薬。当然、副作用もある

たとえば、「ヒルドイド」には血流をよくする、いわば血液サラサラ効果があるので、出血したときに血が止まりにくくなります。出血性の疾患をもっている方には禁忌の薬です。また、まだふさがっていない傷口に使ってしまうと出血が止まらなくなってしまいます。最近、「皮膚刺激感」の副作用報告が集積したことから「その他の副作用」に「皮膚刺激感」が追加されたんですよ。

数年前、美白用化粧品の白斑事件がありました。美白を目的にした商品を正しい用法で使ったにもかかわらず白斑という被害が出ました。この場合、当然、被害者はメーカーを訴えることができます。しかし、「ヒルドイド」を美容クリームとして使っていて、白斑ができても文句は言えません。本来の用法とは違う使い方をしているのですから。

また、“アンチエイジングクリーム”とまでいわれる高評判は、今どきのネット事情も関係あると思います。ネットでは「シミが消えた!」といったインパクトの高い口コミは一気に広がります。そして保湿剤があっという間に“アンチエイジングクリーム”になってしまうわけです。しかし、そもそもその口コミは本当でしょうか? 本当だとしても「シミが消えた」人はそんなに何人もいるのでしょうか? 

病院では当然ながらアトピーや乾燥肌による肌荒れなど、症状に合った適量しか処方されません。冒頭でふれた「ヒルドイド、多めに出してください」は、ただでさえ膨大な日本の医療費をさらに膨らませる原因になります。医療用の薬と美容用品は、やはり分けて使うべきではないでしょうか。

 

お薬は用法を守って使いましょうね!

賢人のまとめ

ヒルドイドは医療用の保湿剤です。血流をよくし細胞の代謝を早めることから、アトピーや乾燥肌の治療のほか、傷跡の治療に処方されるお薬です。薬ですから効用の反面、副作用もあり、美容クリームのように毎日使いつづけていいクリームではないことは明らかです。お肌にいいから「皮膚科でもらってくる」のはやめましょう。

1 2

賢人プロフィール

薬の賢人宇多川久美子

薬剤師、栄養学博士。(一社)国際感食協会理事長。明治薬科大学を卒業後、薬剤師として総合病院に勤務。46歳のときデューク更家の弟子に入り、ウォーキングをマスター。今は、オリジナルの「ハッピーウォーク」の主宰、栄養学と運動生理学の知識を取り入れた五感で食べる「感食」、オリジナルエクササイズ「ベジタサイズ」などを通じて薬に頼らない生き方を提案中。「食を断つことが最大の治療」と考え、ファスティング断食合宿も定期開催。著書に『薬剤師は薬を飲まない』(廣済堂出版)『それでも「コレステロール薬」を飲みますか?』(河出書房新社)など。LINEお友達限定で、絶対に知っておきたい薬のリスク情報配信中。

 
アラサー 恋愛講座 恋愛運 不倫 占い 金運 アラフォー 結婚 運勢 貧困女子 美人探偵 その1 婚活 浮気 時短 アプリ セカンド 恋愛 iPhone 浮気事件簿
賢人人気ランキング
人気記事ランキング
Specialコンテンツ
Information
シャアしてね!
ABJマーク

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。

ページトップへ▲
  • ABJマーク

    ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。