【働きながら妊活しましょ】夫に原因があった場合の不妊治療乗り越えポイント

【働きながら妊活しましょ】夫に原因があった場合の不妊治療乗り越えポイント

私の相談者さんにも以前、男性不妊の専門ではないクリニックでこうしたケースがあります。彼女は、医師から「とりあえず顕微授精しましょう」と勧められました。私からは「男性不妊の専門クリニックでセカンドオピニオンをもらってはどうか」とアドバイスしました。彼女はセカンドオピニオンをもらいに行った医師から「まず夫の精索静脈瘤の手術をしたほうが、精液の状態が回復するかもしれません」と言われました。結果的に彼女の夫は手術を受け、精液の状態も改善し、若いご夫婦であったことからタイミング治療を続けられています。

最後はふたりの本気度の問題

いずれにしても男性不妊がからむと、判断しなければならないことが増え、クリニックの選択肢も限られてきます。夫婦で話し合って乗り越えられればいいのですが。

実はここが不妊治療のつまずきポイントのひとつ。よく聞かれるのが、夫婦で不妊治療を行なっているのに、夫が仕事の都合にかこつけて治療を優先しないという問題。妻のほうは「私は毎回、仕事を調整つけているのに!」という思いが高じてしまいます。感情的に不満をぶちまけると、夫のほうは黙ってしまう、治療に向き合わなければならないのにフタをしてしまう……。

夫の性格によりますが、自分に原因があると知って「妻に申し訳ない」と落ち込む男性もいれば、自分に原因があるのに「そのうちなんとかなるだろう」と現実を直視しない男性もいるのです。また「そうまでして子どもが欲しくない」のが夫の本音の場合、話は硬直していきます。

結局のところ、このテーマは子どもが欲しい気持ちの本気度(特に男性側)、コミュニケーションがどれだけ取れているかの夫婦関係に帰着します。ですから妊活のスタート時点で、ふたりの気持ちをなるべくしっかり確認しておくべきなのです。

男性側に不妊の原因がある場合、治療も悩むのもふたりで。

賢人のまとめ

男性不妊の原因は必ず専門医に診断してもらい、適切な治療を受けることが大事です。初動を誤ると時間のロスになりかねません。不妊の原因が男性側にある場合、不妊治療はやや難易度を増しますが、ふたりで一緒に考えて乗り越えていくチャンスでもあります。

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賢人プロフィール

妊活の賢人笛吹和代

働く女性の健康と妊活・不妊に関する学びの場「女性の身体塾」を主宰する「Woman Lifestage Support」代表。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。臨床検査技師でもある。化粧品メーカーの開発部に勤務中、29歳で結婚。30代で不妊治療を経て出産。治療のために退職した経験から、現在は不妊や妊活に悩む女性のための講座やカウンセリングを行なっている。

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