バブルの時代、「アッシーくん」(足代わりに送迎させること)、「メッシーくん」(食事をごちそうさせること)、「ミツグくん」(プレゼントさせること)と、女性が男性を使い分けることが話題になった。そして今も、女性たちはさらに細分化して男を使い分けている。
オフレ、ビリフレとは
バブル期、女性たちがアッシーだのメッシーだのと使い分けていたのは、男たちにもそれなりに余裕があり、時代が浮かれていたからではないだろうか。今は男女とも、経済状況がいいわけではない。だからより細分化し、互いの経済に負担がかからないようになっているのかもしれない。
そして項目も〇〇フレンドというマイルドなものになっている。以前からあるのはセフレ(セックスフレンド)だが、キスをするキスフレ、ハグをするハグフレなどもある。
驚かされるのは、お風呂だけ一緒に入るオフレ、精神的に慰め支えてくれるリハビリフレンドのビリフレなど。
「私は温泉にときどき一緒に行くオンフレがいます。近場の安い温泉旅館に行きたいとき、ひとりだと高くつく。だからオンフレの彼と一緒に行くんです」
ミズキさん(30歳)がオンフレと呼ぶのは、同い年の男友だち。ミズキさんが前の彼に手ひどくフラれたときも、オンフレは温泉に連れていってくれ、愚痴を聞いてくれた。
「温泉が混浴だったり部屋についているなら一緒に入ります。夜も一緒の部屋で寝るけど、肉体関係にはならない。だって友だちですから」
彼が迫ってくることもない。そこで肉体関係になったら、ふたりの今までの仲が壊れてしまうことをわかっているからだ。

細分化が進む〇〇フレンド