マンモグラフィで乳がん死は減らない!

マンモグラフィで乳がん死は減らない!

「マンモグラフィは役に立たないという見解が、世界の医学界の主流になりつつあります」と近藤先生。これはまた衝撃的な発言です。

—-どういうことでしょうか? 

「アメリカでは2009年に米国予防医学専門委員会が、“40歳代の女性にはマンモグラフィ検診を推奨しない”と発表しています。スイスの医療委員会でも昨年、“マンモグラフィ検診は乳がんの全死亡率を低下させない”としてマンモグラフィ検診の廃止を提案しています。日本ではほとんど報道されていませんが、世界でトップクラスの医学雑誌『ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』に発表された論文ですよ」

「昨年、カナダからの研究報告もありました。トロント大学が40~59歳、約9万人の女性をマンモグラフィを受けたグループと受けないグループに分けて最長25年の追跡調査を行なった研究で、『マンモグラフィ検診は乳がん死を抑制しない』と結論しています。マンモを受けたグループでは3250人が乳がんに罹患し、そのうち500人が死亡。マンモを受けなかったグループでは3133人が罹患し、そのうち505人が死亡しました。40代にも50代にも、有意な差は認められなかったとしています」

 

マンモ画像のがんは、雪原に白ウサギがいるようなもの

—-近藤先生、なぜマンモは“役に立たない”のでしょうか?

「マンモグラフィは乳房のレントゲンです。レントゲン画像では脂肪は黒く、乳腺は白く映ります。がんは白く映ります。ですから乳腺の中にできたがんは、雪原に白ウサギがいるようなもので、なかなか見つけるのが難しい。つまり乳腺の密度が高く、乳房内にびっしり張っているほど見つけにくい。若い人ほどマンモを受ける意味がなくなるのはそのためです。60代ぐらいになって乳腺がほとんどなく脂肪だけになると、がんが黒い部分に白くポツンと映るので発見しやすいのですが、その場合は触診でもわかるので、やはりマンモは必要ありません」

—-マンモグラフィの精度ってその程度だったんですか……。

「そうですよ。それに画像を見る医師の能力にもよりますね。検診でマンモを受けた人の画像を、どれだけの医師が正確に診断できているか疑問です」

—-毎年、受診していた北斗さんの乳がん発見が遅れたのは……。

「毎年、見落とされていた可能性が高い。1年で急激に大きくなる乳がんだったと報道されていますが、それが本当かどうかはわかりません。乳頭の真下だったから見つけにくかったという話もありますが、マンモの場合、位置は関係ありません」

—-マンモグラフィは5ミリ以下の微小ながんも発見できるから、早期発見・早期治療に役に立つというのがウリだったはずが。

「乳管内にカルシウムが沈着して石灰化が起こると、明るく光って映るので、マンモ画像でもよくわかります。それは5ミリ以下でもよく発見されます。でもそういった乳管内乳がん(非浸潤がんとも言います)の99%は、ほかの臓器に転移しない“がんもどき”ですから、手術する必要はないのですよ」

—-マンモグラフィが役に立たないのなら、検診はどうしたらいいのでしょうか?

「受ける必要はないですよ。うっかり受けて、非浸潤がんを発見されると大変なことになります。“いつか浸潤がんになるおそれがある”と言われて全摘出手術を勧められるかもしれません。気をつけてくださいね」

▶︎▶︎▶︎マンモグラフィで見つかるのは”がんもどき”!?

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