“妻”みたいな母親、“夫”みたいな息子…「ママカノ男子」の正体とは?

“妻”みたいな母親、“夫”みたいな息子…「ママカノ男子」の正体とは?

「違うよ! さっき教えただろ?」
「だって、よくわからないんだもの」
「しょうがねぇなぁ。貸せよ」

市営バスの車内。私の前に座っているのは、40代くらいの男性と、70代くらいの女性。男性が女性のスマホを見て、何か操作してあげている。どうやら親子のようだ。「どうやら」というのは、二人の醸す雰囲気が、親子というより夫婦のそれに近かったから。

「ほら、これで大丈夫」

“母”にスマホを差し出す彼は、息子というより“夫”の貫禄を湛えている。おそらく彼は、“ママカノ男子”なのだろう。

ん? ママカノ男子って?

ん? ママカノ男子って?

「ママカノ男子」の正体

“ママカノ男子”とは私の造語だが、昨今の「ママ大好き! 陽キャマザコン!」みたいな息子たちとは一線を画す。ママとTik Tokをやったり、時に彼女も交えてトリプルデートもする後者と違い、ママカノ男子は密やかにいつのまにか“そうなっている”男性だ。

多くは父親の死後、自然と父のポジションにスライドし、母を支え、彼女の精神的な拠り所となる。彼のほうも仕事にかまけていたり、なかなか縁遠かったりして恋人不在の時期が続き、気づけば母が一番そばにいる女性=彼女のような人になっている――これがママカノ男子の正体だ。

自分を強くリードしてくれる息子に…

父親(母にとっては夫)不在のフォロー役を担うので、自然と母と同居したり、そうでなくても頻繁に実家に帰ることになり、関係はより緊密になる。そのせいもあるが、ママカノ男子に特徴的なのは、母に対する態度や口の利き方が妻に対するものに近く、少々ぞんざいであること。先の男性も、「教えたでしょ」「貸して」じゃなくて、「教えただろ」「貸せよ」であり、これは関白夫の距離感である。

母のほうでも、自分を強くリードしてくれる息子に亡き夫の姿を重ねているのだろう。「その口の利き方は何?」とも言わず、少々はにかみながら受け止めている。息子はどんどん年を重ねて“夫”の風貌に近くなり、母の手料理を食べて日常を共有しているとなれば、彼の夫化、ママカノ男子化もやむなきと言ったところか。母も息子が若ければ「あんた彼女いないの?」とハッパもかけようが、自身も衰えてくると「あえて彼をたたき出すこともないか」と思うのだろう。

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